作品概要

踏みつけられた草》は、画家のアンドリュー・ワイエスによって制作された作品。制作年は1951年で、個人に所蔵されている。

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《踏みつけられた草》は、アメリカの画家アンドリュー・ワイエスにより1951年に制作された作品である。

構図と表現

変わった構図の中、ワイエスは秋の丘を歩く人物を描いた。しかしこの人物は、古い頑丈な茶色のブーツ、そよ風に吹かれているコートの裾といったひざ下しか見ることができない。地平線は異常に高く、右上隅に銀色の明るい空がわずかに見えるのみである。

ワイエスに典型的なことには、畑を形作る草は乾いた筆により最大限の詳細さと明快さで描写されている。彼はしばしばテンペラ絵の具を土のようだと比喩的に表現していた。ワイエスはまた、アルブレヒト・デューラーの自然を描いた作品、その中でも特に草を描いたものに深く感銘を受けていた。

自伝的要素

絵画の主な焦である茶色のブーツは、長い歴史を示すように擦り切れている。ブーツはもともとワイエスの父の元美術教師であるハワード・パイルのものであった。1950年、妻のベッツィはパイルの生徒からブーツを購入し、クリスマスプレゼントとして夫に贈った。当時、ワイエスは肺の一部を切除した大手術から回復したばかりであった。ブーツは足にぴたりと合い、カーナー農場の畑を歩くときに履くようになった。それが父の元教師の靴であったことは、自身の幼年時代を思い出させたことだろう。

この作品について、あからさまな自伝的象徴性が過度に作用しており、陳腐化していると評する批評家もいるが、本作の構成はそれでも印象的なものと言える。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンドリュー・ワイエス
  • 作品名踏みつけられた草
  • 英語名Trodden Weed
  • 分類絵画
  • 制作年不明 - 1951年
  • 製作国アメリカ
  • 所蔵個人
  • 種類テンペラ、パネル
  • 高さ50.8cm
  • 横幅46.35cm
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