作品概要

スポーツマン》は、画家のジョージ・グロスによって制作された作品。制作年は1922年から1922年で、ワシントン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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《スポーツマン》はドイツの画家ジョージ・グロスによって1922年に制作された水彩画である。ワシントン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

グロスの青年期

 
ジョージ・グロスは、本名ゲオルク・エーレンフリート・グロースとして、ベルリンの労働者の家庭に生まれる。7歳で父が死去する。1909年から1911年までドレスデンの王立美術院に学んでいる。1910年にはすでに複数の諷刺雑誌に関与している。1912年から1914年まではベルリンの美術工芸の学校で学ぶ。 1913年の数ヶ月はパリの由緒あるアトリエ・コラロッシでも学んでいる。

翌年の1914年6月28日、ユーゴスラヴィア民族主義者が、サラエヴォへの視察に訪れていたオーストリア=ハンガリーの帝位継承者フランツ・フェルディナント大公を暗殺した事件が引き金となり、第一次世界大戦が勃発する。 第一次世界大戦は、7千万以上の軍人(うちヨーロッパ人は6千万)が動員され、史上最大の戦争の1つとなった。
最前線を経験したグロスは、ドイツの民族主義や愛国主義を深く嫌悪するようになる。医学的理由のため軍から除隊されたグロスは、彼の絶望、嫌悪、及び、幻滅を表す残忍で皮肉な絵画を描き始めた。

本作《スポーツマン》は、それらの戦争をテーマとするものとは一線を画した作品となっている。人物は、マネキンのようなオブジェとして描かれている。

ドイツ表現主義の勃興

ドイツ表現主義は、ドイツにおいて第一次世界大戦前に始まり1920年代に最盛となった芸術運動で、客観的表現を排して内面の主観的な表現に主眼をおくことを特徴としたものである。建築、舞踊、絵画、彫刻、映画、音楽など各分野で流行し、「黄金の20年代」と呼ばれたベルリンを中心に花開いた。日本を含む世界各地の前衛芸術に影響を与え、現代芸術の先駆となった。

例えば、1920年代の日本の新興美術運動を牽引し、グロスの初期の紹介者でもあった村山知義は、グロスについて次のように述べている。

ジョージ・グロスは、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロやデューラーやクラナッハやセザンヌやゴッホと並べて、私が最も尊敬する画家である。私も彼から色々な影響を受けたし、日本の諷刺画、挿絵界も、最も彼に傾倒した柳瀬正夢を通じて、大きな影響を受けた。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョージ・グロス
  • 作品名スポーツマン
  • 英語名Sportsmann
  • 分類絵画
  • 制作年1922年 - 1922年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ワシントン・ナショナル・ギャラリー (アメリカ)
  • 種類水彩
  • 高さ40.3cm
  • 横幅28.2cm
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