作品概要

「囚人」モンテール・ジョン・ハートフィールド》は、画家のジョージ・グロスによって制作された作品。制作年は1920年から1920年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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《「囚人」モンテール・ジョン・ハートフィールド》はドイツの画家ジョージ・グロスによって1920年に制作された水彩画である。ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。正式名称は《フランツ・ユングが主張を試みた後の「囚人」モンテール・ジョン・ハートフィールド》である。

親友であり協力者のジョン・ハートフィールド

本作《フランツ・ユングが主張を試みた後の「囚人」モンテール・ジョン・ハートフィールド》における二重の肖像画のタイトルはグロスの親友であり協力者のジョン・ハートフィールドを示しているが、人物の顔はグロスのものである。

人物は均一かつ単調に描かれており、質実剛健に見える周囲の環境は、サナトリウムを暗示している:グロスもジョン・ハートフィールドも共にそこで時間を過ごしている。
ドイツ軍に入隊していたが、神経衰弱を装っていたため、1915年にハートフィールドがサナトリウム入りし、徴兵されて1ヶ月で精神的不安定性に苦しんだ、あるいはそれを擬態していたため、1917年にグロスがサナトリウム入りしていた。

本作《フランツ・ユングが主張を試みた後の「囚人」モンテール・ジョン・ハートフィールド》では、「Good luck in new home:新居でお幸せに」との語を含む葉書の断片が、窓として作用している。タイトルに含まれているフランツ・ユングは、表現主義の作家であり、クラブ・ダダの設立メンバーであった。

ベルリン・ダダ

ダダイズムは、1910年代半ばに起こった芸術思想・芸術運動のことである。第一次世界大戦に対する抵抗やそれによってもたらされた虚無を根底に持っており、既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴とする。ダダイズムに属する芸術家たちをダダイストとよぶ。

ダダイズムは第一次世界大戦中にチューリッヒで始まり、国際的な現象となる。機械や科学技術、キュビズムの影響を強く受けているのが特徴であった。

ダダ派の芸術家はパリ、ベルリン、ケルン及びニューヨークでも同様の運動を展開。ドイツではリヒャルト・ヒュルゼンベックがベルリン・ダダを旗揚げし、ラウル・グロスマン、ジョン・ハートフィールド、ジョージ・グロス、ジャン・アルプ及びハンナ・ヘッヒらが集った。グロスは特に、ワイマール共和国時代はベルリン・ダダと新即物主義派の中心的メンバーの一人であった。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョージ・グロス
  • 作品名「囚人」モンテール・ジョン・ハートフィールド
  • 英語名"The Convict" Monteur John Heartfield After Franz Jung's Attempt to Get Him Up on His Feet
  • 分類絵画
  • 制作年1920年 - 1920年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館 (アメリカ)
  • 種類水彩
  • 高さ41.9cm
  • 横幅30.5cm
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