作品概要

アルバ女公爵とラ・ベアタ》は、画家のフランシスコ・デ・ゴヤによって描かれた作品。制作年は1795年から1795年で、プラド美術館に所蔵されている。

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『アルバ女公爵とラ・ベアタ』または『アルバ女公爵と敬虔な女性』(スペイン名:La duquesa de Alba y su dueña o La Duquesa de Alba y “la Beata”)はスペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤが1795年に小さなカンバスに描いた油絵である。

この絵では、13代女公爵マリア・カイエターナ・デ・シルバが自分のメイド(または女家庭教師)のラタエラ・ルイサ・ベラスケス(通称ラ・ベアタ)に向かっておどけた様子で腕を伸ばす情景が描写されている。女公爵は脅かすようにラ・ベアタのあごの下に赤い紐をつきつけている。一方のラ・ベアタは後ずさりして身をのけぞらせ、怖がっている振りをして目をまわし、唇は愉快そうに笑んでいる。

ラ・ベアタは杖を支えにして立っており、木製の十字架を伸ばした右手に持ち、おどけた様子で女公爵を追い払おうとしている。ふたりはいずれも白いドレスに身を包んでおり、女公爵の衣装には黒いレース飾りとベストが加えられている。この絵画は主に大胆な筆づかいで塗られた白と黒の色調で構成されるが、その一方でふたりのドレスの輪郭は灰色がかった黄色で描かれている。登場人物たちの姿は暗い平面を背景として描かれ、この情景からいっさいのコンテクストを切り離している。

『アルバ女公爵とラ・ベアタ』はゴヤの『ロス・カプリチョス』シリーズの一部とみなされており、彼の耳が聞こえなくなって間もなく描かれた。絵の右下の隅には「1795年ゴヤ作」というサインがある。本作品は個人のコレクションだったが、現在はマドリードのプラド美術館に所蔵されている。ゴヤは女公爵を何度なく描いており、同年作の『白衣のアルバ女公爵』や1797年作の『アルバ女公爵』が有名である。

基本情報・編集情報

  • 画家フランシスコ・デ・ゴヤ
  • 作品名アルバ女公爵とラ・ベアタ
  • 制作年1795年-1795年
  • 製作国不明
  • 所蔵プラド美術館
  • 種類油絵
  • 高さ33cm
  • 横幅27.7cm
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