作品概要

モデルとの自画像》は、画家のジョージ・グロスによって制作された作品。制作年は1928年から1928年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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《モデルとの自画像》はドイツの画家ジョージ・グロスによって1928年に制作された油彩画である。ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

1920年代のグロス

第一次世界大戦の最前線を経験したグロスは、ドイツの民族主義や愛国主義を深く嫌悪するようになり、ドイツの民族主義や愛国主義を嫌って、自らの名前を英語読みのGeorgeに、苗字をハンガリー語表記のGroszに変更した。さらに1919年にはドイツ共産党(KDP)に入党した。

1921年、グロスは、諷刺画集Gott mit uns(神は我らと共に)がドイツ陸軍を侮辱しているとされて告発を受け、書店から没収されると共に、300ドイツマルクの罰金を科せられた。

1922年、ロシアを旅してトロツキーとレーニンに面会した後で独裁組織に嫌気がさし、19年に入党していたドイツ共産党を脱退する。とはいえ、1927年まで共産党の刊行物の常連でありつづけた。

1924年、諷刺画集Ecce Homo(この人を見よ)が猥褻にあたるとされて風俗紊乱で有罪判決を受ける。この年に芸術家組織Rote Gruppe(赤い集団)の会長に就任した。
1928年、”Shut up and keep serving the cause”(つべこべ言わずにお勤め果たせ)と題する絵が神への冒涜にあたるとの理由で告発される。また同年に、Association Revolutionärer Bildender Künstler Deutschlands(ドイツ革命的芸術家協会)の共同創設者となる。

ベルリンの歓楽街での体験

本作《モデルとの自画像》が描かれたのは、1928年である。グロスはこの頃、友人である詩人マックス・ヘルマン=ナイセらとベルリンの夜の街や、いかがわしいナイトスポットにも繰り出していた。その一方で、当時の知的集団を先導し、彼らの定期刊行物の出版にも貢献している。

彼らとのベルリンの繁華街での体験は、本作《モデルとの自画像》でも明らかなようにグロスの作風に影響を与えている。本作《モデルとの自画像》では、退廃的な雰囲気の中で、裸のモデルを相手に絵筆を用いて描いているグロス自身を描いている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョージ・グロス
  • 作品名モデルとの自画像
  • 英語名Self-Portrait with a Model
  • 分類絵画
  • 制作年1928年 - 1928年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ115.6cm
  • 横幅75.6cm
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