作品概要

爆発》は、画家のジョージ・グロスによって制作された作品。制作年は1917年から1917年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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《爆発》はドイツの画家ジョージ・グロスによって1917年に制作された油彩画である。ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

グロスの青年期

ジョージ・グロスは、本名ゲオルク・エーレンフリート・グロースとして、ベルリンの労働者の家庭に生まれる。7歳で父が死去する。1909年から1911年までドレスデンの王立美術院に学んでいる。1910年にはすでに複数の諷刺雑誌に関与している。1912年から1914年まではベルリンの美術工芸の学校で学ぶ。 1913年の数ヶ月はパリの由緒あるアトリエ・コラロッシでも学んでいる。

翌年の1914年6月28日、ユーゴスラヴィア民族主義者が、サラエヴォへの視察に訪れていたオーストリア=ハンガリーの帝位継承者フランツ・フェルディナント大公を暗殺した事件が引き金となり、第一次世界大戦が勃発する。各国政府および君主は開戦を避けるため力を尽くしたが、戦争計画の連鎖的発動を止めることができず、瞬く間に世界大戦へと発展したとされる。そして、それまでの数十年間に構築されていた欧州各国間の同盟網が一気に発動された結果、数週間で主要な欧州列強が全て参戦することとなった。

第一次世界大戦は、7千万以上の軍人(うちヨーロッパ人は6千万)が動員され、史上最大の戦争の1つとなった。

第一次世界大戦の恐怖

グロスによる本作《爆発》は、第一次世界大戦時中にベルリンへ帰る時の恐怖を描いているものである。背景に燃えさかる炎が見え、黒い渦状に高層の建築物が圧壊している。窓は粉砕していて、煙が悪夢のような空に注ぎ込んでいる。人災ともいえる自然ではない災害によりもたらされた混沌の中で、半裸の人体、抱き合うカップルや暗い表情の人々が描かれている。

グロスは、本作《爆発》や他の作品で旧社会の浄化を歓迎している意図をテーマにしている。複数の切り替わる視点や、色彩の強さが不安定性と危機感といった感情を高めている。本作《爆発》のスタイルやテーマにおいては、ドイツ表現主義の画家であるルートヴィヒ・マイトナーのこの世の終わりのような絵画や、フランスの画家ロベール・ドローネーの明るい色の都市風景を思い起こさせるものである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョージ・グロス
  • 作品名爆発
  • 英語名Explosion
  • 分類絵画
  • 制作年1917年 - 1917年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ47.8cm
  • 横幅68.2cm
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