作品概要

夫婦》は、画家のジョージ・グロスによって制作された作品。制作年は1930年から1930年で、テート・モダンに所蔵されている。

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《夫婦》はドイツの画家ジョージ・グロスによって1930年に制作された水彩画である。テート・モダンに所蔵されている。

亡命による中断

グロスによると本作『夫婦』は、1920年代から1930年にかけて描いていた一連のテーマの絵画に属するものである。グロスは、ドイツの中流階級の自然史と名付けられる一種のポートフォリオに取り組んでいた。しかしながら、政治的出来事により、この計画は中断してしまった;グロスはアメリカに亡命し、これらのポートフォリオは未完のままとなってしまう。

ドイツ古典主義の美術を模範とするナチス・ドイツ時代には、グロスが属する新即物主義は「退廃芸術」の一つと規定され、激しい弾圧を受けた。

1932年、ニューヨークの美術学校(美術学生連合)に招かれて渡米する。その後1933年、グロスはナチスを避けて米国に亡命する。 米国に同化しようとする努力の中で社会諷刺の筆が鋭さを失い、作風が大きく変貌することになる。

グロスの日本への影響

第一次世界大戦後のドイツの世相を痛烈に風刺した画家であるグロスが日本に始めて紹介されたのは1920年代の初頭である。ミュンヘンやベルリンが芸術都市として知られるようになったこの頃に、ようやくドイツの現代美術も注目されるようになった。そして表現主義やベルリン・ダダ、構成主義、新即物主義などが相次いで日本に紹介されることになった。

グロスの作品は日本の前衛美術家たちに大きな衝撃を与え、大いに賞賛された。

ドイツ表現主義は、ドイツにおいて第一次世界大戦前に始まり1920年代に最盛となった芸術運動で、客観的表現を排して内面の主観的な表現に主眼をおくことを特徴としたものである。建築、舞踊、絵画、彫刻、映画、音楽など各分野で流行し、「黄金の20年代」と呼ばれたベルリンを中心に花開いた。日本を含む世界各地の前衛芸術に影響を与え、現代芸術の先駆となった。当時の反響は非常に大きく、熱を帯びたものであった。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョージ・グロス
  • 作品名夫婦
  • 英語名A Married Couple
  • 分類絵画
  • 制作年1930年 - 1930年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵テート・モダン (イギリス)
  • 種類水彩
  • 高さ66cm
  • 横幅47.3cm
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