作品概要

闘牛士ペドロ・ロメロの肖像》は、画家のフランシスコ・デ・ゴヤによって描かれた作品。制作年は1795年から1798年で、キンベル美術館に所蔵されている。

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肖像画のモデルであるペドロ・ロメロ・マルティネス(1754年11月19日-1839年2月10日)は、スペインの都市ロンダに拠点を置いていたロメロ家出身の、伝説的な闘牛士であった。彼の祖父であるフランシスコは、ムレタを使った芸術芸に定評があった。また、ペドロの父や兄弟も闘牛士であった。

若い頃はアルヘシラスやセビリアで闘牛に参加し(1772年)、マドリッドの闘牛には父親とコスティラレスと共に参加している(1775年)。翌年までに彼は285頭の雄牛を仕留め、闘牛士としてのキャリアを構築した。その後1799年に引退するまで、特に大きな怪我等を負うこともなく、5,558頭の雄牛と戦い抜いたと言われている。                            

ペドロは勇気に溢れた芸術形式の闘牛をする、マタドールの先駆者として知られた。引退後はセビリアにあった闘牛学校の校長に指名された(しかし、その学校は1830年に始まり、1832年には閉校となった。ペドロはその間、自分の知識をマタドールの訓練に反映させた。その影響力は絶大であった)。また、古典的な様式の闘牛の考案はロンダの学校でも定評があり、ペドロ・ロメロの名は闘牛場とは切り離せないものであった。ペドロは80歳という年齢においても、マドリッドの闘牛場で数えきれないほどの雄牛を倒し、恐らくその年が最後の闘牛であったという。            

ヘミングウェイは、小説『日はまた昇る』にて、「美しく」そして大いに芸術性のある、ペドロ・ロメロという名の闘牛士、と表現している部分があるが、恐らくこれはペドロ・ロメロ・マルティネスのことであろう。

基本情報・編集情報

  • 画家フランシスコ・デ・ゴヤ
  • 作品名闘牛士ペドロ・ロメロの肖像
  • 制作年1795年-1798年
  • 製作国不明
  • 所蔵キンベル美術館
  • 種類油絵
  • 高さ84.1cm
  • 横幅65cm
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