作品概要

ドーニャ・イザベル・デ・ポルセール》は、画家のフランシスコ・デ・ゴヤによって描かれた作品。制作年は1805年から1805年で、ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

詳細な画像を見る

『ドーニャ・イザベル・デ・ポルセール』は、スペイン人画家のフランシスコ・ゴヤが、1805年にカンヴァスの上に製作した油絵である。肖像画のモデルは1780年頃ロンダに生まれた女性で、アントニオ・ポルセールの後妻である。アントニオ・ポルセールは妻よりも25歳年上で、妻が20歳の時に出会った。

彼は自由主義で、平和公爵の称号を持つマヌエル・ゴドイと親交があった。同時にガスパール・メルチョール・デ・ホベリャーノスの友人でもあり、近くに住んでいたゴヤに連絡をしたという。この絵は彼から歓待を受けた、ゴヤからのお礼の印だったと言われている。更に大きいサイズで描かれたアントニオ・ポルーセルの肖像画は、1953年にブエノス・アイレスの競馬クラブで起きた暴動により焼失してしまった。                           

この半身の肖像画では、女性が典型的なスペインの衣装(白いシャツに黒色のマンティラ)を身にまとっている。にもかかわらず、服の華美な布地と彼女の女性らしい佇まいが、貴族らしい優美さをたたえている。この頃、裕福なスペイン人の女性は、都会に住む下層階級の男がめかし込んだようなファッションスタイルをしており、ゴヤの有名な『着衣のマハ』にも似たような衣服が見られる。 

彼女はアキンボの体勢を取り、自信が際立って見える。また彼女の目も髪も共に薄茶色で、肌は青白く、頭を右側に向けていながら、身体はわずかに左側にそらしている。ゴヤは、リアリズムと、二次的に何も加えないでも際立つ深みを描くことに成功している。またこの絵の優れた見方の1つは、彼女が鑑賞者から見て左側を見ており、ゴヤの方を見ていないという点である。これはゴヤの絵画によく見られる様式である。

基本情報・編集情報

  • 画家フランシスコ・デ・ゴヤ
  • 作品名ドーニャ・イザベル・デ・ポルセール
  • 制作年1805年-1805年
  • 製作国不明
  • 所蔵ナショナル・ギャラリー
  • 種類油絵
  • 高さ82cm
  • 横幅54.6cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • ドーニャ・イザベル・デ・ポルセールの感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。