作品概要

過剰なリボン》は、画家のイヴ・タンギーによって制作された作品。制作年は1932年から1932年で、スコットランド・ナショナルギャラリーに所蔵されている。

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《過剰なリボン》はフランスの画家イヴ・タンギーによって1932年に制作された油彩画である。スコットランド・ナショナルギャラリーに所蔵されている。

技術的な洗練

1920年代後半に、タンギーのイメージの基本構造が確立し、以後タンギーは、茫漠とした空間に蠢く不定形の物体群をひたすら描きつづけることになる。1928年、タンギーは、シュルレアリスト達の集会場となっていたシャトー通りでの共同生活を終え、前年に結婚したジャネットと暮らしはじめた。1930年には夫婦で北アフリカを旅行している。この旅行後、タンギーの作風は変化している。

様々な試行錯誤を経て、タンギーの作品は1930年代に入り技術的な洗練を示す。1920年代の多くの作品では、空間や色彩は薄暗く、不定形物体群のフォルムもしばしば曖昧だった。これに対して、1930年代の作品では、空間は透き通り、色彩は明るくなり、物体群のフォルムも明確で硬質なものに変化している。

本作《過剰なリボン》では、明確なフォルムとなった物体群は前景に集まっているのが確認できる。

物体群の影響源

タンギーの作品に頻出する海洋生物などの物体群の影響源としては、当時タンギーの身近にいた、アルプ、ミロなどの画家達が描いていた曲線的、流動的イメージ、海洋生物図鑑、エクトプラズム、ブルターニュ地方(タンギーの両親はブルターニュ人である)に散在する巨石群、文学作品からの影響が挙げられる。タンギーは幼い頃からブルターニュ地方を訪れていて、愛着を持っていたことから、これらの物体群と、タンギーのイメージにおける海底や海岸あるいは巨石群との形態的類似が、ブルターニュの記憶や血といった意味としても読み取られる。

タンギーの性格

イヴ・タンギーは几帳面な性格の芸術家であったといわれている。無口で、自分について、そして作品についてもほとんど語ることはなかった。しかしながら、タンギーの作品は、現実の世界だけではなく、彼の夢の世界そのものをも語りかけてくれるものとなっている。

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基本情報・編集情報

  • 画家イヴ・タンギー
  • 作品名過剰なリボン
  • 英語名The Ribbon of Excess
  • 分類絵画
  • 制作年1932年 - 1932年
  • 製作国フランス
  • 所蔵スコットランド・ナショナルギャラリー (スコットランド)
  • 種類油彩
  • 高さ35cm
  • 横幅45.2cm
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