作品概要

サンテ通り》は、画家のイヴ・タンギーによって制作された作品。制作年は1925年から1925年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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《サンテ通り》はフランスの画家イヴ・タンギーによって1925年に制作された油彩画である。ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

独自の作風の確立

本作《サンテ通り》は、タンギーの作品のなかではきわめて珍しく、現物を模写した風景画である。しかしながら、その空間的パラドックスは、後年の作品群を思わせるものである。タンギーは、絵画に関して専門の教育を受けていないが、タンギー独自の幻想的な作風が確立しつつある時期の作品である。

タンギーは20歳でフランス軍に徴兵されるが、この時に知り合った詩人のジャック・プレヴェールの紹介で、1924年にアンドレ・ブルトン率いるシュルレアリスム運動の画家達と出会うことになる。27年にパリで初の個展を開催した。この個展を見てブルトンは、タンギーを「もっとも純粋なシュルレアリスト」であると評し、以降シュルレアリスムの画家として名声を博すことになる。

超現実的な風景に魅せられる

本作《サンテ通り》が描かれた1925年末にシュルレアリスムのグループに加わったタンギーは、それまで描いていた都市風俗を離れ、次第に超現実的な風景を描くようになる。既に翌年1926年には、後にタンギーのライトモチーフとなる不定形の物体群をいくつかの作品で描いている。1927年になるとこれらの物体群がイメージの大部分を支配するようになり、1928年以降、タンギーは不定形の物体群以外のモチーフをほとんど描かなくなる。

タンギーのイメージの由来

現在に至るまでタンギーに関してなされてきた言説の大部分は「タンギーのイメージの由来は何であるのか」という問題を焦点にしてきた。それらの言説の中でも代表的なものが「地方起源説」である。地方起源説とは、タンギーのイメージを、タンギーが訪れた様々な土地に当てはめて解釈しようとする傾向を指す。とりわけ多いのがブルターニュに関するものである。

タンギーの両親は生粋のブルターニュ人であり、タンギー自身はパリに生まれ育ったものの、1908年の父の死後4年間、ブルターニュの親戚の家に預けられており、16歳の時に母親がブルターニュの小村ロクロナンに移ってからは定期的に同地を訪れている。

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基本情報・編集情報

  • 画家イヴ・タンギー
  • 作品名サンテ通り
  • 英語名Rue de le Sante
  • 分類絵画
  • 制作年1925年 - 1925年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ51cm
  • 横幅61cm
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