作品概要

マドリードの闘牛場の無蓋席で起こった悲劇とトレホーン市長の死》は、画家のフランシスコ・デ・ゴヤによって描かれた作品。制作年は1816年から1816年で、国立西洋美術館(日本)ほかに所蔵されている。

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『マドリードの闘牛場の無蓋席で起こった悲劇とトレホーン市長の死』、別名「観客席での不幸な出来事」は、スペインの画家で版画家フランシスコ・デ・ゴヤの作品で、アクアチントやドライポイントの技法を用いて紙に印刷したエッチング版画である。

本作品は、33枚組の版画集「ラ・タウロマキア(闘牛)」のうちの1枚で、1815?1816年頃に制作された。ゴヤの版画作品において最高傑作だ、とロバート・ヒューズに評されている。

ゴヤは生涯を通じて、熱烈な闘牛ファンであり、若い頃に牡牛と戦ったことがあることを自慢していた。

本作品は、マドリードでの闘牛中に牡牛が柵を突破し、2人が死亡(トレホーン・デ・アルドスの市長を含む)、数多くの観客が負傷した1801年6月15日の出来事を詳細に表現している。市長の死体は、勝ち誇ったような牡牛のツノに突き刺さってぶら下がっているようだ。そして、もう1人の死者は中景の手すりの下におり、悲しむ白い服の女性の姿も見える。

この出来事は、ほぼ画面の右下に描かれており、手すりや地平線によって左側や上の部分とは分けられている。その範囲は、ほとんど何もなく細部が描かれていない。この構図は、バランスや調和を重要視する昔からのしきたりに反するものだ。画面に登場する者達の活動範囲はすっかり右前景に収められており、ごちゃごちゃして霞んだように見える生存者達が、右側の混乱から逃げようと左側へ走っている。手すりを越えた者は誰もいない。犠牲となった1人は、画面を左右に分ける手すりにまたがった状態である。

基本情報・編集情報

  • 画家フランシスコ・デ・ゴヤ
  • 作品名マドリードの闘牛場の無蓋席で起こった悲劇とトレホーン市長の死
  • 制作年1816年-1816年
  • 製作国不明
  • 所蔵国立西洋美術館(日本)ほか
  • 種類版画
  • 高さ25.3cm
  • 横幅35.7cm
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