作品概要

神名礼拝》は、画家のフランシスコ・デ・ゴヤによって描かれた作品。制作年は1772年から1772年で、聖母ピラール教会(スペイン)に所蔵されている。

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『神名礼拝』、別名「栄光」は、サラゴサにある聖母ピラール教会において、聖歌隊席上の穹窿(丸天井)の装飾として、1772年、フランシスコ・デ・ゴヤが制作した初めてのフレスコ画である。

自身の技術を高めるべくイタリアへ旅立ったゴヤは、帰国後の1771年、聖母ピラール教会の丸天井を、神名を礼拝する絵画で装飾するよう依頼を受け、その制作でフレスコ画技法の熟達ぶりを遺憾なく発揮した。だが、その教会にある他の天井画を制作した画家よりも、ゴヤの報酬は少なかった。例えば、アントニオ・ゴンザレス・ベラスケスの報酬が25,000レアルとすると、ゴヤが受け取った報酬は15,000レアルだったのだ。

完成した本作品からは、後期バロック様式の宗教画の典型が分かる。キリスト教の三位一体と神の象徴が印象的な中央の情景に目が行くよう、両側に天使たちが配置されている。正三角形には、ヘブライ語で神を表す4子音文字が記されている。天使たちは同じ高さで配置されていないため、力が隅々から集まって中央で交差している道にしようとしたところ、「X」形の構造が目立ち、やや単調な印象を受ける。

本作品のために描かれた様々なスケッチやドローイングは保管されており、スケッチ群からは、実際に見られる天井画を凌ぐ腕前が見てとれる。とはいえ、天井画は1887年、1947年、1967年、1991年と4度にもわたり修復されてきたことを忘れてはならない。ゴヤは、本作品において、色づかいや光源によりコントラストをはっきりさせ、かつ、動的効果により完成した作品で見るよりもかなり壮大で迫力のある構成を計画したのだ。

基本情報・編集情報

  • 画家フランシスコ・デ・ゴヤ
  • 作品名神名礼拝
  • 制作年1772年-1772年
  • 製作国不明
  • 所蔵聖母ピラール教会(スペイン)
  • 種類フレスコ天井画
  • 高さ700cm
  • 横幅1500cm
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