作品概要

火・色彩》は、画家のイヴ・タンギーによって制作された作品。制作年は1941年から1941年で、富山県美術館所蔵に所蔵されている。

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《火・色彩》はフランスの画家イヴ・タンギーによって1941年に制作された油彩画である。富山県美術館に所蔵されている。

アメリカへの亡命

1930年代の後半に入り、タンギーの結婚生活は破局を迎えた。その後1937年に彫刻家のハインツ・ヘンゲスの紹介で、後の再婚相手となる画家ケイ・セージと出会う。
第二次世界大戦(1939年から1945年までの6年間にわたる)の勃発にともない、タンギーは、セージの尽力によって、他のシュルレアリスト達と共にアメリカに亡命する。後から合流したセージとアメリカ西部を旅行し、1940年8月17日に、ネヴァダ州のリノで2人は結婚した。

1941年にはセージと共にグリニッジ・ヴィレッジからコネチカット州ウッドベリーに移り住んだ。1946年からは「タウン・ファーム」と名付けられた家に住んだ。タンギーの作風はセージに影響をあたえている。

カラフルな静寂

本作《火・色彩》は、画面を支配する色彩はやや薄暗いものの、物体群のフォルムは明確である。そして、1930年代の作品に比して物体群は巨大化している印象を受ける。

画面中央のカラフルな物体が目を引く。物体群は巨大化しているとはいえ、やはり地面に投影されたシルエット、人間のようなオブジェ群など、デ・キリコを思い起こさせる作品となっている。デ・キリコのイメージに出会い画家となったタンギーは、デ・キリコの謎を純粋な形で自己増殖させ、イメージの領域を極限化させた。

タンギーの作品を前に誰でも感ずるのは、他の誰とも比較することができない、どう口にしてよいのかさえ分からない、異様な静けさともいえる。なぜこんなことが起こってしまうのか、自問せずにはいられないほどの沈黙である。

タンギーの性格

イヴ・タンギーは几帳面な性格の芸術家であったといわれている。無口で、自分について、そして作品についてもほとんど語ることはなかった。しかしながら、タンギーの作品は、彼の夢の世界そのものをも語りかけてくれるものとなっている。

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基本情報・編集情報

  • 画家イヴ・タンギー
  • 作品名火・色彩
  • 英語名Fire Color
  • 分類絵画
  • 制作年1941年 - 1941年
  • 製作国アメリカ
  • 所蔵富山県美術館所蔵 (日本)
  • 種類油彩
  • 高さ?cm
  • 横幅?cm
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