作品概要

ママ、パパが怪我しちゃったよ!》は、画家のイヴ・タンギーによって制作された作品。制作年は1927年から1927年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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《ママ、パパが怪我しちゃったよ!》はフランスの画家イヴ・タンギーによって1927年に制作された油彩画である。ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

特徴的な心象風景

本作品は、ミロやアルプの生命形態的なイメージと、マグリットやダリの使う三次元の遠近法的空間とを結び付けている。その結果、作品は極めて特徴的であり鑑賞者の心に訴えるような心象風景を描きだす事に成功した。

タイトルの不思議さ

タイトルにある「パパ」「ママ」が何を指すのか、何をイメージするものなのかはわからない。タンギー自身は自作について、イメージに付与される言語の問題に関してはほとんど語っていない。また作品において画面内に文字テクストが挿入されることもほとんどない。タンギーが自作のタイトルをどう捉えていたのかを自身の言葉から知ることはできない。だがこれについて示唆的な事実が1つある。

タンギーは1927年の初個展の際にブルトンと協力して作品のタイトルを心霊学の著作から取っている。タンギーは1946年のインタビューで次のように語っている。‐「カタログが印刷にまわされるまでの間、精神医学の本から絵のタイトルに使えるような患者の言葉を探すのに、午後いっぱいを彼と費やしたことを覚えています。美術館にある《ママ、パパが怪我しちゃったよ!》はその1枚でした」。

また、タンギー作品のタイトルの多くが友人の詩人達によってつけられていたという証言もある。

読解不可能性

タンギーのイメージは明確な指示対象を持たないので「読解不可能性」は常に潜在している。本作《ママ、パパが怪我しちゃったよ!》の場合でも、タイトルの文字通りに捉えれば父親、母親、子供の振り分け方は幾通りも考えうる。展覧会に際してほとんど一括してタイトルをつけられたとのことであるから、描かれた時点では無題であった。しかしながら、タイトルはランダムに選ばれたものではなく、整合性が見出されるものであると、後年の研究から明らかになっている。

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基本情報・編集情報

  • 画家イヴ・タンギー
  • 作品名ママ、パパが怪我しちゃったよ!
  • 英語名Mama, Papa is Wounded!
  • 分類絵画
  • 制作年1927年 - 1927年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ92.1cm
  • 横幅73cm
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