作品概要

浴室の裸婦と子犬》は、画家のピエール・ボナールによって制作された作品。制作年は1941年から1946年で、カーネギー美術館に所蔵されている。

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《浴室の裸婦と子犬》は、フランスの画家ピエール・ボナールによって1941年から1946年にかけて制作された油彩画である。カーネギー美術館に所蔵されている。

生きたバスタブや壁

ナビ派の創設者である画家、ピエール・ボナールにとって、色彩自体が目的であり、世界を体験する方法であった。この作品における裸体の花開くような色彩の爆発は、いくつかの認識可能な物体――犬や、浸かったマルトがゆっくりと現れるバスタブ――が意味をなすことを妨害している。ボナールは、この幻想的な場面の中心に、人物を率直に配置している。

鑑賞者は、バスタブがマルトと一体化するように変化し、無生物に命が吹き込まれる瞬間を目撃する。バスタブは、右膝の曲がり具合に対応するように膨らみ、頭の部分ではカーブが広がっている。壁は静かな呼吸する生き物のように見え、まばゆく波打つバスタブの湯の波紋の中でゆがんでいる。

静けさの中の動き

表面上は静かな場面であるが、ボナールはこれを前にした鑑賞者に休息を許さない。浴室は私たちの視界の中で揺れるだけでなく、その全体が一度に一点に集中することはない。この作品を見る目は、左右に動き続けるだろう。このように絵画を「演じる」ことによって、鑑賞者は、マルトの体の静けさとは対照的に、自身の動きに意識的になる。

ここに描かれている画家の妻マルトは、1942年、ボナールが絵を完成させる前に、72歳で死去した。

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基本情報・編集情報

  • 画家ピエール・ボナール
  • 作品名浴室の裸婦と子犬
  • 英語名Nude in the Bath and Small Dog
  • 分類絵画
  • 制作年1941年 - 1946年
  • 製作国フランス
  • 所蔵カーネギー美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ121.9cm
  • 横幅151.1cm
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