作品概要

浴室でかがむ裸婦》は、画家のピエール・ボナールによって制作された作品。制作年は1940年から1940年で、個人に所蔵されている。

詳細な画像を見る

《浴室でかがむ裸婦》は、フランスの画家ピエール・ボナールによって1940年に制作された油彩画である。現在、個人の所蔵となっている。

妻マルトを描いた作品

この作品は、多くの絵でモデルも務めた画家の妻マルトが死去する2年前に制作されたものである。彼女の年齢はこの時点で60歳を越えていたが、ボナールは彼女を柔軟で曲線的、魅力的な若い女性として描き出している。ボナールは他の作品においても、妻を実年齢よりもずっと若い姿で描いている。

直線と曲線

人物は、影になった顔で横を見ている。曲げられた手足は、写実的には描かれていない。これは、和やかで物憂い絵ではない。ボナールは、彼女が入浴中に身体を沈めたり起こしたりする際の、落ち着きのないためらいを捕えることに関心を寄せた。自身を取り囲むような風呂の輪郭に捕らえられ、物思いに耽る女性は、かがんでいる。顎、胸、膝、および浴槽の縁など、多くの湾曲が描かれている。唯一の直線は、浴槽の後ろの壁から続く左側の垂直線である。

視覚的な謎

浴槽の左側には湯が張ってあるように見えるが、彼女の右側は空のように見える。何故水は彼女を境にして分けられ、流れないのだろうか。右側の白い部分は何であろうか。

こうした意図的にあいまいになっている部分は、堅実で平坦なこの作品に謎を加えている。この作品は、見れば見るほどより抽象的になるが、描かれた妻の姿の中には、その弱さ、もろさに関する深い感覚が存在している。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家ピエール・ボナール
  • 作品名浴室でかがむ裸婦
  • 英語名Nude Crouching in the Bath
  • 分類絵画
  • 制作年1940年 - 1940年
  • 製作国フランス
  • 所蔵個人
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ67cm
  • 横幅85cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • 浴室でかがむ裸婦の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。