作品概要

アルルの病院の庭》は、画家のフィンセント・ファン・ゴッホによって描かれた作品。制作年は1889年から1889年で、オスカー・ラインハルト・コレクションに所蔵されている。

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ゴッホはアルルでゴーギャンと共同生活を送っていたが、その生活にずれが生じ、二人の間に争いが起きるようになった。

剃刀の刃を自分に向けられたと思ったゴーギャンはゴッホの異常さに気づき、アルルを去ることにした。ゴッホはゴーギャンに向けられたと思われる剃刀を自身の片耳に当て、耳を切り落としてしまう。
その耳を馴染みの娼婦に送り付けるという異常な行動を取り、それは当時の新聞記者達から大きく注目を浴びた。本作品は「耳切り事件」の後、その異常性からアルル市立病院に2回入院し、2度目の退院後に描かれた。当時の担当医のフェリクス・レーはゴッホの回復を試みる為にゴッホに絵を描く許可を与え、そうすることで回復の兆しを見せた。そのような状況下で、ゴッホが描いた同病院の庭はお気に入りの場所でもあった。庭の中央には小さな噴水が設置され、周りに咲く花は綺麗に手入れされている。

庭をやや斜めの視点から捉え、手前に配置されている2本の木々とその間に見える4本の植木が垂直を強調して絶妙な動きを与えている。

そして病院施設の2段の廊下の壁面と複数の柱に用いられた明瞭な色彩は、庭に咲く花々の生命感を強調しているようにも見える。

基本情報・編集情報

  • 画家フィンセント・ファン・ゴッホ
  • 作品名アルルの病院の庭
  • 制作年1889年-1889年
  • 製作国不明
  • 所蔵オスカー・ラインハルト・コレクション
  • 種類油彩/画布
  • 高さ73cm
  • 横幅92cm
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