作品概要

秋田の行事》は、画家の藤田嗣治によって制作された作品。制作年は1937年から1937年で、平野政吉美術館に所蔵されている。

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《秋田の行事》は、エコール・ド・パリの代表的な画家であり、日本画の技法を油彩画に取り入れながら、独自の乳白色の肌と呼ばれた裸婦像を描いた藤田嗣治(1886-1968)が1937年に制作した油彩画である。

舞台は秋田

カンバス貼りの油彩の大きさは約3700号と巨大だ。フランスから帰国後の個展で知りあい、藤田の支援者となった秋田の富豪の平野政吉は秋田を題材にして巨大壁画を注文する。藤田が映画の監督・撮影のため秋田を訪れたさい、「世界一の絵を」と頼み、制作の依頼をした。

画面中央を境に祝祭と日常生活の風景がコントラストを成している。右側は平野家が財を築いた外町に関わる祭りと年中行事で、左側は雪深い冬の暮らしだ。

左から順に、平野家に年始の挨拶に来る人々や、かまくらで遊ぶ少女たち、夏の竿灯祭、太平山さん基地神社に神のよりしろを奉納する1月の梵天祭、八幡日吉神社の秋祭りである、いずれも秋田の四季を代表する行事だ。ほかに油田のやぐらや秋田杉の材木も見え、郷土色をふんだんに盛り込まれている。

世界最速の壁画

画面右で、秋祭りを見物する毛皮の襟巻の男性が平野自身だ。画面左下には、「為秋田 平野政吉 嗣治 Foujita 1937 昭和十二年 自二月廿一日 至三月七日 百七十四時間完成」と書かれている。

藤田は何度も秋田に出向いて季節ごとの行事を目に焼きつけた。1937年、平野家の米蔵で2月末から3月上旬の15日間で一気呵成に壁画を完成出せた。藤田は「世界一大きな壁画を世界最速で描く」と豪語していたようだ。

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基本情報・編集情報

  • 画家藤田嗣治
  • 作品名秋田の行事
  • 英語名The Events in Akita
  • 分類絵画
  • 制作年1937年 - 1937年
  • 製作国日本
  • 所蔵平野政吉美術館 (日本)
  • 種類油彩
  • 高さ365cm
  • 横幅2050cm
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