作品概要

ライラックの茂み》は、画家のフィンセント・ファン・ゴッホによって描かれた作品。制作年は1889年から1889年で、エルタミーズ美術館に所蔵されている。

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フィンセント・ファン・ゴッホは、サン・レミ療養院での滞在が終わり、オーヴェル=シュル=オワーズへ発つ日が近づくにつれ、部屋から庭を見ながら花を描いたとされる。花を描くことにより、彼の中に在る楽観と熱狂を表現したのだ。この絵を描いている時間について、ゴッホは母親宛の手紙の中で「あなたが言う通り、庭で絵を描き、花が育つのを観ることは、健康にとって極めて必要なことだ。」と言っている。ゴッホの妹であるウィル宛には「サン・レミでの最後の日は、狂人のようにただ絵を描いて過ごした。素晴らしい紫色のライラックやバラの花を描いた。」と書いている。

ゴッホは「アイリス」を制作していると同時に「ライラックの茂み」の制作にも取り組んでいたようだ。本作品を所有しているエルタミーズ美術館は「病院の庭に咲くライラックの茂みがゴッホによって描写された。印象派を思い出させるような、鮮やかな構造が用いられているが、印象派絵画には無い空間表現も確立されている。「ライラックの茂み」は、力強く、色鮮やかなエネルギーとともに劇的な表現に満ちたものとなっており、本来自然であるモチーフは、ゴッホの感情や感覚が宿ることにより変容を遂げて描写されている。草木の生い茂った庭の一部が描写されており、全ての自然の生命の元となるエネルギーを感じる作品となっている。」と説明している。本作品において、空想的で、情熱的で、劇的なゴッホ独自の世界観が築かれている。

基本情報・編集情報

  • 画家フィンセント・ファン・ゴッホ
  • 作品名ライラックの茂み
  • 制作年1889年-1889年
  • 製作国不明
  • 所蔵エルタミーズ美術館
  • 種類油絵具/キャンバス
  • 高さ73cm
  • 横幅92cm
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