作品概要

じょうろを持つ少女》は、画家のピエール=オーギュスト・ルノワールによって描かれた作品。制作年は1876年から1876年で、ナショナルギャラリーに所蔵されている。

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1974年の第一回印象派展での発表で、彼と仲間の印象派画家たちを有名にはしたが、経済的にはまだまだ厳しい状態に置かれていた。ルノワールが自身の作品を売るために開催したオークションも、彼を経済的に苦しくさせた。

同じ画家でありながらも裕福な家庭出身で金に困らなかったマリー・カサットとちがい、ルノワールは仕立て屋の家庭で育ち、作家活動の初期は金銭的に困難なことが少なくなかった。絵を売るために、彼はこの作品のように魅力的で明るい場面の女性やこどもを描くことが多かった。美しいドレスを着た可愛らしい子どもを描くことで、肖像画制作の依頼が来ることも期待していたようだ。

風景が印象派の出発点であり、重要な影響を与えたものであったとはいえ、ルノワールはこのような状況から人物を描くことが多かった。深い青色のドレス、赤い唇と髪飾り少女の後ろの青々と生い茂る庭。これらすべてがルノワールの筆使いによってプリズムのような輝きで表現されている。

ルノワールは複数の色を混ぜるのではなく、個々の色として塗ってからそれぞれの輪郭を溶けあわせる。それにより、光がゆらめいているように見えるのである。印象派はある場面の光の効果を捉えることを探求し、視覚的なイメージを筆使いで表現しようとしていたのである。

基本情報・編集情報

  • 画家ピエール=オーギュスト・ルノワール
  • 作品名じょうろを持つ少女
  • 制作年1876年-1876年
  • 製作国不明
  • 所蔵ナショナルギャラリー
  • 種類油彩
  • 高さ100cm
  • 横幅73cm
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