作品概要

陽光の中の裸婦》は、画家のピエール=オーギュスト・ルノワールによって描かれた作品。制作年は1875年から1876年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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『陽光の中の裸婦』は、ルノワールの作品の中でも代表作の一つに数えられる傑作である。ルノワールはこの作品を1876年に開催された第二回印象派点に出品している。モデルは19歳のアンナ・ブルッフという女性。当時、ルノワールやモネを始めとした画家たちはこの美しい女性を好んで描いたといわれており、本作以外にもルノワールがアンナを描いた作品が存在する。

裸婦の女性的でやわらかな色彩とは対照的に、背景の乱暴ともいえるほどのストロークが対象の美しさを際立たせている。裸婦の肌の色彩やテクスチャーは、希少な真珠を思わせる。臀部や腹部、胸、肩、頭まで、丸みを帯びた形やつやつやと輝くような印象が全体を占めており、それは腕や首にまで表れている。そして、裸婦の腕から胸まで、陽光がまだらに、まるで光が遊んでいるかのように射しており、それにより多彩な色彩の変化が生まれている。また裸婦の豊かな印象を損なわないよう、乳首や臍などの部分はぼかして描かれている。この裸婦は背景の自然と溶け合うように表現されてはいるが、腕輪と指輪といった最小限の装飾品が女性らしさをさらに際立たせる。

ルノワールが「最もシンプルな主題こそ普遍のものなのだ。裸の女性は波間から現れようとベッドにいようと、女神なのだ。」と述べているように、彼は裸婦を描くことに創造的な意欲を刺激されていたことは間違いない。ルノワールは生涯にわたって、完璧な女性像の表現を追求し続けた。

基本情報・編集情報

  • 画家ピエール=オーギュスト・ルノワール
  • 作品名陽光の中の裸婦
  • 制作年1875年-1876年
  • 製作国不明
  • 所蔵オルセー美術館
  • 種類油彩
  • 高さ81cm
  • 横幅64cm
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