作品概要

姉妹》は、画家の藤田嗣治によって制作された作品。制作年は1950年から1950年で、ポーラ美術館に所蔵されている。

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《姉妹》は、エコール・ド・パリの代表的な画家であり、日本画の技法を油彩画に取り入れながら、独自の乳白色の肌と呼ばれた裸婦像を描いた藤田嗣治(1886-1968)が1950年に制作した油彩画である。

パジャマ姿のふたりの少女

画面の大部分を占めるベッドの上では、ナイトキャップをかぶりパジャマをまとったふたりの少女が、カフェオレ・ボウルとクロワッサンの朝食をとっている。ふと食べるのをやめた左の少女はこちらをにらんでいるかのように見つめている。右の少女は左側の少女のほうをたしなめるようにそっと見つめている。少女ふたりの性格の違いも的確に表現されていることがわかる。また、交わらないふたりの視線からは、起きたときのけだるさが伝わってくる。

黒い背景に白いベッドとシンプルな色彩構成だが、白いナプキンには赤で、また白い食器には青で細い線がアクセントとして引かれ、それらと淡い色の色違いのパジャマと相まっている。

画家の手製の額縁

本作品は、戦後パリに戻ってまもなく描かれた作品で、はじめからこの八角形の額縁に納めようと考えて制作されたと思われる。額の下にアルファベットで〝フジタ〟、〝1940〟と彫られており、1940年5月にドイツ軍侵攻による陥落寸前のパリを脱出し、日本帰国後に作られたのかもしれない。その後、アトリエで鏡の額縁として使われていたことが、戦時中に撮影した写真からわかる。

額縁は油彩画より10年早く制作されている。画家みずから木を彫り、手製の金属装飾をあしらっている。ブリキの切り抜きが釘で留められた素朴な味わいの額だ。ハートや天使などのモティーフと絵画空間が見事に調和している。

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基本情報・編集情報

  • 画家藤田嗣治
  • 作品名姉妹
  • 英語名Sisters
  • 分類絵画
  • 制作年1950年 - 1950年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ポーラ美術館 (日本)
  • 種類油彩
  • 高さ60.8cm
  • 横幅45.3cm
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