作品概要

腕を交差した女》は、画家のパブロ・ピカソによって描かれた作品。制作年は1901年から1902年で、個人蔵に所蔵されている。

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『腕を交差した女』は1902年に完成された、腕を交差し、虚を見つめる女の肖像である。彼女が絵の焦点であり、かなり質素な服を着ている。腕を交差するという負のイメージを持つ行動によって、彼女は、器用にと言うよりも直ちに傍観者を拒絶している。その結果、私達は絵画の構成に目を向けることとなる。

「青の時代」に描かれたこの作品は、哀しみや謎を連想させる青い影で塗り尽くされて、どこか陰謀めいたものを呼び起こす。他を強調せず、単一色で支配されたキャンバスであるにもかかわらず、ピカソはただその色調をうまく使うことによって、多くの感情を表現することに成功している。彼女の表情やボディランゲージに加え、全てが謎と陰謀に満ちた雰囲気を醸し出している。

このモデルが誰なのかは特定されていないが、聖ラザール病院の入院患者であると言われている。アントニーナ・バレンティンは、彼女の著書「パブロ・ピカソ」の中で、この絵の怪奇な特質を語ることに多大な労力を費やした。彼女の分析によると、この主題は、最近自殺未遂をはかった入院患者で、今は虚脱状態に陥っているとされる。

『腕を交差した女』は、2000年にオークションにかけられた最も高価な絵画の一つである。完成直後にジェラルド・ステーンに買い上げられ、その後、ニューヨーク、ロックフェラーセンターのクリスティーズ オークションを運営するマクコーミック家に購入された。2000年11月8日に、この絵画は5,500万ドルという高額で落札され、その当時のオークション販売絵画としては、最も高額な値をつけた絵画であった。

基本情報・編集情報

  • 画家パブロ・ピカソ
  • 作品名腕を交差した女
  • 制作年1901年-1902年
  • 製作国不明
  • 所蔵個人蔵
  • 種類油絵
  • 高さ81cm
  • 横幅58cm
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