作品概要

製図工》は、画家のジャン・シメオン・シャルダンによって制作された作品。制作年は1737年から1737年で、ベルリン美術館に所蔵されている。

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人物の静物画的な姿勢

三角帽子をかぶり髪を垂らしている若い男が、ナイフでホルダーのクレヨンを尖らせている。画版上には、ひげを生やした男の描きかけのスケッチがある。

モデルとなっているのは、ロンドン・ナショナル・ギャラリーにある《カードのお城》や、ヴィンタートゥールのオスカー・ラインハルト・コレクションにある類似の作品など、シャルダンの他の作品においても登場した若い男性である。

モデルの個人的特徴と半身の描写は、本作に肖像画の性格を与えているが、これは画家の意図ではない。シャルダンの関心は平凡なもの、日常生活における美的価値にあった。彼はフェルメールのように、描く人物の静物画的な姿勢を描き出している。

1738年にサロンに出展

シャルダンは、動物や果物の画家として1728年にアカデミーに受け入れられた。1730年代、彼は本作のように、テーブルに向かう子供を描く連作を作った。本作の成功に続き、彼は第二版を制作した。同年制作されたその作品は、現在はルーヴル美術館に所蔵されている。1738年、本作は(2つのバージョンのどちらであったか確実ではないが)パリ・サロンで展示され、1940年にはメゾチント版画により広く知れ渡った。

シンプルな主題

シャルダンの作品は、同時代のブーシェやフラゴナールの宮廷芸術とは対照的である。それにもかかわらず、あるいはおそらく、彼はかなりの成功を収めた。ある意味では、彼の作品は宮廷の文化的支配に疲れていたブルジョアの世界を代表しているといえる。珍しい主題の選択は、よりシンプルでより自然な生活に対する欲求を満足させ、同時にそうした主題を絵画の最高基準へと押し上げた。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン・シメオン・シャルダン
  • 作品名製図工
  • 英語名The Draughtsman
  • 分類絵画
  • 制作年1737年 - 1737年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ベルリン美術館 (ドイツ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ81cm
  • 横幅64cm
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