作品概要

2つの水車と開いた水門》は、画家のヤーコプ・ファン・ロイスダールによって制作された作品。制作年は1653年から1653年で、ポール・ゲッティ美術館に所蔵されている。

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《2つの水車と開いた水門》はヤーコプ・ファン・ロイスダールによって1653年に制作された油彩画である。この作品はロサンゼルスのポール・ゲッティ美術館に所蔵されている。

作品

画面右の小屋と画面中央の小屋との間に木でできた粗末な水門があり、そこから勢いよく水が流れ出している。流れ出した水は左手前に流れる小川へと注ぎ込み、悠々と流れていく。水の勢いを利用して、2つの小屋に取り付けられた水車が回っている。小屋は土壁に藁ぶきで、ごく質素なものである。水車小屋の管理人なのか、水門の堰の上では男が一人、修繕作業をしているようだ。当時、小麦を挽いて粉にするために、あちこちにこのような水車小屋があった。

水車小屋の向こうは森になっていて、赤い服を着た人物が犬を連れて休んでいる。川岸に積まれた石垣の1つに、1653という数字とロイスダールのサインが書き込まれている。空には雲が広がり、やがて天候が悪くなることを示唆している。

ロイスダールの自然観

ここで表されているのは、自然の力と人間の営みの間の緊張関係である。激しい水の流れは人間の作った水門によって制御され、穏やかな小川の流れへと姿を変える。しかしその一方で、暗い雲によって示唆される嵐は人間の力では抗いようのないものである。2つの水車小屋はどっしりとして嵐に耐えうるかもしれないが、森の中に憩う人間の姿は木々の巨大さと比べると矮小である。

このように、絵の中では自然の脅威とそれを制御し、抗おうとする人間の姿が、静かに、しかし明確に示されているのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ヤーコプ・ファン・ロイスダール
  • 作品名2つの水車と開いた水門
  • 英語名Two Watermills and an Open Sluice
  • 分類絵画
  • 制作年1653年 - 1653年
  • 製作国オランダ
  • 所蔵ポール・ゲッティ美術館 (アメリカ合衆国)
  • 種類油彩画
  • 高さ66.4cm
  • 横幅84.1cm
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