作品概要

ロジーナ・フェラーラの肖像》は、画家のジョン・シンガー・サージェントによって制作された作品。制作年は1878年から1878年で、個人に所蔵されている。

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モデルの人物像

ロジーナ・フェラーラはカプリ島出身の女性で、サージェントお気に入りの女神となった人物だ。他にも《カプリ島の人》や《屋上のカプリの少女》など、数多くサージェントの作品のモデルとして描かれている。

そのエキゾチックな美しさは19世紀後半にカプリ島を訪れた人々を魅了し、彼女はサージェント以外にもフランク・ハイド、チャールズ・スプレイグ・ピアース、アルフレッド・ステヴァンスなど多くの画家のモデルを引き受けていた。そのうちの一人であったジョージ・ランドルフ・バースと1891年に結婚した。

彼女の姿は様々な画家たちの作品の中で永遠に生き続け、今でも世界各国の美術館で人々を魅了している。

構成

サージェントは師匠のカロリュス=デュランから、伝統的な肖像画の厳格な手法をどのように崩して、自由な表現をするかということを教えられており、その後のキャリアを通じて独創的な絵画スタイルを発展させていく礎となった。

本作で描かれているロジーナは伝統的な肖像画よりも高い視点から描かれている。ロジーナは体をキャンバスの左側にひねっており、鑑賞者に笑顔を向けている。まるでカメラで不意に撮られた時のように、お尻のあたりに手を置き、リラックスした姿勢となっている。

光の効果と色使い

光源は顔の反対側から来ており、彼女の顔には暗く影が落ちている。彼女の黒髪も顔の一部を覆っており、目はあまりはっきり見えず、笑顔の口元が引き立つ形になっている。また、サージェントは大きなイヤリングに反射する光をとても丁寧に描いており、暗くなった首元の部分でパッと目立つ表現だ。

彼女は右肩に連なった玉ねぎを持っているように見える。袖が大きく膨らんだ白いシャツ、サーモンピンクのスカートに緑と黄色のストライプが入った布を腰回りにつけている。背景の下部は淡いグレーで塗られているが、上部にはオレンジ色が使われており、彼女の頭の周りは濃い青で塗られている。この色使いはロジーナの神秘的な雰囲気をさらに助長させる効果となっている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・シンガー・サージェント
  • 作品名ロジーナ・フェラーラの肖像
  • 英語名Portrait of Rosina Ferrara
  • 分類絵画
  • 制作年1878年 - 1878年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵個人 (不明)
  • 種類油絵
  • 高さ35.24cm
  • 横幅17.15cm
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