作品概要

カプリ沖に浮かぶボート》は、画家のジョン・シンガー・サージェントによって制作された作品。制作年は1878年から1878年で、個人に所蔵されている。

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制作の背景

本作は屋外で描くスタイルが急速に西洋美術の世界で広まり始めた頃、サージェントが印象派の作風を取り入れ始めた初期の作品である。鳥瞰的な視点で描かれており、当時の作品としては特徴的な構成である。

1878年の夏、当時サージェントはまだ22歳の若さで、カプリ島で旅をしながら様々な画を描いていた。その中の作品の一つが本作だ。道中で目にした海辺の様子が満ちた情景として描かれている。

カプリ島を訪れる前はブルターニュ地方の海岸沿いの町、カンカルを訪れており、ここでも素晴らしい海岸の情景を描いている。《カンカルの牡蠣獲り》が描かれたのもこの時期だ。それらの習作もまた、ナポリの海岸沿いを描く時の素晴らしい刺激となり、様々なパターンや自然の規則性を発見することとなる。

色使いと表現

おそらくサージェントはカプリ島の人々をロマンチックかつ理想的に描いた絵が展示された海辺のギャラリーや現地の美術館に感化されたのであろう。彼自身もイタリアの夢に浸り、海岸沿いや現地の家族、その土地の質感を明るいトーンと色合いで表現し、鮮やかで光り輝く習作をいくつも描いた。

サージェントの表現は非常に正確な観察と判断に基づいている。詳細に描きすぎず、ちょうど良く印象派の要素を取り入れており、素晴らしい感性が表現されている。彼が見た情景の感覚をそのままに、写真よりも印象の強い画の仕上がりとなっている。

《カプリ沖に浮かぶボート》は時が止まった状態を再現したかのような作品で、日常生活を切り取った以上のものを感じさせる。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・シンガー・サージェント
  • 作品名カプリ沖に浮かぶボート
  • 英語名Boat in the Waters off Capri
  • 分類絵画
  • 制作年1878年 - 1878年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵個人 (不明)
  • 種類油絵
  • 高さ45.72cm
  • 横幅59.69cm
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