作品概要

カロリュス=デュランの肖像》は、画家のジョン・シンガー・サージェントによって制作された作品。制作年は1879年から1879年で、クラーク美術館に所蔵されている。

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モデルと構成

カロリュス=デュランは1870年代、パリで活動する肖像画家として最も著名な人物であった。サージェントの活動初期の師匠としてもよく知られている。

本作では上品な服に身を包んでカジュアルなポーズを取り、ダンディでオシャレな遊び人のように描かれている。襟の部分にはフランスのレジオンドヌール勲章を示す赤いピンをつけている。芸術への貢献度が評価され、授与されたものだ。

モデルと作者の関係

本作は1879年のサロンに出展され、選外佳作に入選した。この画でサージェントは称賛を浴び、画家としてのキャリアを華々しくスタートさせた。画の上部には自分の師匠に敬意を表す一文が書き加えられており、自身を「愛情深い弟子」と表現している。

サージェントは1874年にデュランのアトリエに入門した。本格的に美術の勉強を始めたのは1869年のローマで、その後フィレンツェに場所を移したが、作者がより良い美術教育を受けられるようにとサージェント一家は1874年の5月にパリへ移住した。入門してから瞬く間にサージェントは弟子の中でもトップクラスの実力の持ち主となった。

技術と作風の礎

本作ではサージェントがデュランから学んだもの全てが注ぎ込まれている。伝統的な型から外れた肖像画、上品さと現実性の組み合わせ、明るくハイライトが入った顔や手と対照的な暗い背景。非常に若者らしい作品にも関わらず、こうした要素が心理的な深みと大胆で華麗な技術の絶妙なバランスとして仕上がっている。

当時23歳だったサージェントが学んだものは、この時点ですでに彼の技術として素晴らしく結びついており、直接的な観察と経済的に絵の具を使うという描き方は、彼のキャリアを通じて変わらない礎となった。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・シンガー・サージェント
  • 作品名カロリュス=デュランの肖像
  • 英語名Portrait of Carolus-Duran
  • 分類絵画
  • 制作年1879年 - 1879年
  • 製作国フランス
  • 所蔵クラーク美術館 (アメリカ)
  • 種類油絵
  • 高さ116.8cm
  • 横幅95.8cm
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