作品概要

桟橋から見た荒海》は、画家のヤーコプ・ファン・ロイスダールによって制作された作品。制作年は1650年から1659年で、キンベル美術館に所蔵されている。

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《桟橋から見た荒海》はヤーコプ・ファン・ロイスダールによって1650年代に制作された油彩画である。この作品はアメリカ合衆国テキサス州フォートワースにあるキンベル美術館に所蔵されている。

作品

低くとられた水平線の上に、暑い雲が垂れ込めた空が広がっている。左には切れ目が見えるものの、右側から湧き出る雨雲によって、それも間もなく消えてしまうであろう。海には白波が立ち、風が強く吹いていることがわかる。粗末な木の桟橋にも波が打ち付け、嵐の到来を予告する。帆をあげてこちらに走ってくる漁船を助けようと、2人の人物が桟橋に立っている。海上には他にもまだ船が何艘かいて、同様にこの桟橋をめがけて嵐を避けに来るようである。

桟橋の先端には狼煙台があり、同時代のオランダでは苦難からの助けの象徴と見なされていた。これによって、桟橋に寄せてくる船が、やがて救助されるであろうという予感を抱かせるのである。

ロイスダールの海景画

ロイスダールは17世紀オランダの代表的風景画家として知られている。それまでは、地形の正確な記録のため、あるいは物語画の背景としてのみ機能していた風景表現が、彼によってそれ自体芸術的価値のあるものとして認められるに至ったのである。彼の描く風景は、自然の偉大さや恐ろしさをも表現している。

ロイスダールの描いた海の風景はそう多くはない。そのうちの一つである本作品では、嵐の海の様子を通して、自然の偉大さ、脅威を描き出しているのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ヤーコプ・ファン・ロイスダール
  • 作品名桟橋から見た荒海
  • 英語名Rough Sea at a Jetty
  • 分類絵画
  • 制作年1650年 - 1659年
  • 製作国オランダ
  • 所蔵キンベル美術館 (アメリカ合衆国)
  • 種類油彩画
  • 高さ112cm
  • 横幅132cm
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