作品概要

雌のイチジクの葉》は、画家のマルセル・デュシャンによって制作された作品。制作年は1950年から1950年で、テートに所蔵されている。

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《雌のイチジクの葉》は、フランス生まれの美術家であり、20世紀の最も影響力のある芸術家でもあるマルセル・デュシャン(1887-1968)が1911年に制作したオブジェである。

生殖器を型取り

《雌のイチジクの葉》は、デュシャンの他のオブジェ作品である《遺作》に登場する女性の露出した部位を型取りしたものが基盤となっている。1950年、デュシャンは《雌のイチジクの葉》として2つの型を制作した。1つは本人がニューヨークを去り、パリに行くさいに、画家、彫刻家、写真家であるマン・レイに贈った。翌年、マン・レイはこの型から石膏を彩色して10作の見本を作った。テート・ギャラリーに所蔵している作品は、フランス、パリにあるリヴ・ドロワ・ギャラリーによって1961年に鋳造されたもののうちの1つだ。

本作はいくつかのパラドックスを内包している。女性の生殖器であるのに、わざわざ逆さにして型をとったのはなぜか、花嫁の体を使って型取られたが、どんな検閲にも通りそうな上品ぶったイチジクの葉ということばを使っているのはなぜか、いまだ明かされていない。

もとは他作品の一部だった

1950年代、デュシャンはエロティックなオブジェクトをシリーズ化して四つの小さな作品に仕上げていた。それが《靴ではない》(1950)、《ダート・オブジェクト》(1951)、《雌のイチジクの葉》(1961)、《貞節の楔》(1963)である。

デュシャンの死後になって、これらのオブジェクトが1946年から1966年にかけて秘密裡に制作された《遺作》(現在はフィラデルフィア美術館に所蔵)の一部と関係していることがわかった。

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基本情報・編集情報

  • 画家マルセル・デュシャン
  • 作品名雌のイチジクの葉
  • 英語名Female Fig Leaf
  • 分類彫刻
  • 制作年1950年 - 1950年
  • 製作国アメリカ
  • 所蔵テート (イギリス)
  • 種類ブロンズ
  • 高さ9cm
  • 横幅13.7cm
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