作品概要

自転車の車輪》は、画家のマルセル・デュシャンによって制作された作品。制作年は1913年から1913年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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《自転車の車輪》は、フランス生まれの美術家であり、20世紀の最も影響力のある芸術家でもあるマルセル・デュシャン(1887-1968)が1913年に制作したレディ・メイド作品である。

最初のレディ・メイド作品

デュシャンは当時のことを以下のように振りかえっている。「1913年、わたしはキッチンにあるスツールに自転車の車輪をとりつけると、回して見るのを楽しんだ」その結果として偶然出来上がったものが本作だった。特にレディ・メイドの作品を意図して制作されたものではないが、最初のレディ・メイド作品として知られるようになった。

大量生産されたもののなかからアーティストによって選ばれ、アート作品になった瞬間だった。デュシャンの手がけるレディ・メイド作品のほとんどが用途とは別に扱われたり、署名されたり、アートと呼んだりして、それぞれ独自の対象となった。実用性だけを重んじていた生活の道具が、芸術作品に作り上げられた。

オリジナルは消失

《自転車の車輪》が最初に展示されたとき、デュシャンは鑑賞者に車輪を回してみるように勧めた。レディ・メイド作品を作るとき、対象のもともとの美しさにはかまわないと主張しているデュシャンだが本作にかぎっては「車輪がなめらかに回っているのを見ると、心が落ちつきます。眺めているのが楽しいのです。まるでゆらめく暖炉の火を見つめている時のようです」と語っている。

ニューヨーク現代美術館のコレクションはサードバージョンである。オリジナルとセカンドバージョンは消失している。

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基本情報・編集情報

  • 画家マルセル・デュシャン
  • 作品名自転車の車輪
  • 英語名Bicycle Wheel
  • 分類彫刻
  • 制作年1913年 - 1913年
  • 製作国アメリカ
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館 (アメリカ)
  • 種類自転車の車輪、木製スツール、ネジ
  • 高さ129.5cm
  • 横幅63.5cm
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