作品概要

コーヒー挽き》は、画家のマルセル・デュシャンによって制作された作品。制作年は1911年から1911年で、テートに所蔵されている。

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《コーヒー挽き》は、フランス生まれの美術家であり、20世紀の最も影響力のある芸術家でもあるマルセル・デュシャン(1887-1968)が1911年に制作した油彩画である。

兄の結婚のために描かれた

《コーヒー挽き》は、デュシャンの兄であり彫刻家のレイモン・デュシャン=ヴィヨンが結婚する時に制作された。キッチンを彩る小品を多くの友人から求められたのだ。

この頃のことを振りかえってデュシャンは語る。「わたしは兄のためにこの旧式のコーヒー挽きを描いた。本作はコーヒー豆を挽く一連の操作を表している。回転するハンドルをさまざまな位置で同時に見えるようにしている。中央の歯車でコーヒー豆が挽かれ、その下にコーヒーができあがっている」

キュビスムの初期の作品

デュシャンがキュビスムに関心を抱くようになったのは、1912年の《階段を降りる裸体》以降だといわれているが、じっさいは《コーヒー挽き》の時にすでにその特徴が表れている。幾何学的な図形、グラインダーの動作を反復的に描くことからキュビスムの画法を用いているといえる。画家自身は本作のアイデアはグラインダーを解体したことから想を得ているとインタビューで語っている。矢印が加えられていることから図表のようでもある。

《コーヒー挽き》はすべてのダダイストの機械に対するイメージの先駆けとなった作品だ。「コーヒー・ミルを描いたときが、機械の仕組みに初めて興味を持ったときだ。矢印はハンドルの回す方向だ。ハンドルをさまざまな位置で描いたのは繰り返し回していることを印象付けるためだった」と画家自身が説明している。

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基本情報・編集情報

  • 画家マルセル・デュシャン
  • 作品名コーヒー挽き
  • 英語名Coffee Mill
  • 分類絵画
  • 制作年1911年 - 1911年
  • 製作国アメリカ
  • 所蔵テート (イギリス)
  • 種類油彩
  • 高さ68.3cm
  • 横幅45.7cm
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