作品概要

小屋と木々のある風景》は、画家のヤーコプ・ファン・ロイスダールによって制作された作品。制作年は1646年から1646年で、クンストハレ(ハンブルク)に所蔵されている。

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《小屋と木々のある風景》はヤーコプ・ファン・ロイスダールによって1646年に制作された油彩画である。この作品はハンブルクのクンストハレに所蔵されている。

作品

画面右側を大きく占めるのは生い茂る木々である。木々の手前には粗末な板張りの屋根のついた小屋がある。木々の向こうにももう一つ、少し大きめの小屋があり、その扉からは農家のおかみが姿を現わす。そこへ続く道には牛や豚を連れた農夫がいて、おかみの待つ家へ向かっている。左側には農地が広がり、男女が農作業をしている。しかしこれらの人物にも増して、この画面では自然そのものの表現が圧倒的な比重を占めているのである。

風景画の成立

ロイスダールはオランダ風景画の代表的画家である。それまでのヨーロッパ絵画においては、聖書や神話に関するテーマが絵の中心的位置を占めており、風景はそれらの背景に過ぎなかった。ロイスダールをはじめとする17世紀オランダの画家たちが、ほとんど初めて風景自体を絵画の中心テーマに据えたのである。

この背景には、オランダのプロテスタント化と中産市民階級の台頭があった。プロテスタントはカトリックと異なり聖人やその画像に対する崇敬を禁止しており、必然的に宗教画の需要は少なくなった。また、中産市民階級が富裕化し、彼らも王侯貴族のように絵画を購入するようになったが、彼らの家に飾られる絵画はかつて王侯貴族が好んだ大画面で複雑な宗教画や神話画ではなく、小さな自宅に飾るにふさわしい、小さな風景画や風俗画であったのだ。

このような事情を背景にしたオランダの風景画の流行のもと、ロイスダールは今後大きな成功を収めることになるのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ヤーコプ・ファン・ロイスダール
  • 作品名小屋と木々のある風景
  • 英語名Landscape with a Cottage and Trees
  • 分類絵画
  • 制作年1646年 - 1646年
  • 製作国オランダ
  • 所蔵クンストハレ(ハンブルク) (ドイツ)
  • 種類油彩画
  • 高さ71.8cm
  • 横幅101cm
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