作品概要

L.H.O.O.Q(1919年)》は、画家のマルセル・デュシャンによって制作された作品。制作年は1919年から1919年で、ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

《L.H.O.O.Q》は、フランス生まれの美術家であり、20世紀の最も影響力のある芸術家でもあるマルセル・デュシャン(1887-1968)が1919年に制作した修正レディ・メイド作品である。以来、生涯を通じて、さまざまなメディアで、さまざまな大きさの《L.H.O.O.Q》作品を制作している。

モナリザにひげ

イタリアのルネサンス期を代表する芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチの《モナリザ》の安物のポストガードに手を加えている。この〝修正〟(自力で生みだした作品と比べて、手を加えた程度を暗に示唆している)レディ・メイドとして、モナリザに口ひげと下あごにやぎひげを鉛筆でくわえて、《L.H.O.O.Q》というタイトルをつけなおした。

そもそもモナリザは1887年ウジェーヌ・バタイユによってすでに諷刺画にされ、パイプを吸っているモナリザが『ル・リール』誌に載っている。定かではないが、デュシャンは本作を知っていたのではないかと思われる。

タイトルの意味

タイトルをフランス語で発音すると、エラ・ショ・オ・キュ(Elle a chaud au cul)となり、彼女のお尻が熱い(好きものの女だ)という意味に聞こえる。つまり、女性は性的に興奮していることをにおわせている。後年のインタビューでもデュシャン自身が「下に火がついている」と解説している。

モナリザの女性的な特徴のなかに、レオナルド・ダ・ヴィンチがホモセクシャルだということをほのめかし、両性具有の人物を生みだしている。デュシャンはジェンダーの役割後退に関心を持っている。それは後に第二の自分、ローズ・セラヴィとして写真家マン・レイにポートレートを撮ってもらっている。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家マルセル・デュシャン
  • 作品名L.H.O.O.Q(1919年)
  • 英語名L.H.O.O.Q.
  • 分類絵画
  • 制作年1919年 - 1919年
  • 製作国アメリカ
  • 所蔵ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館 (オランダ)
  • 種類紙にオフセット
  • 高さ21cm
  • 横幅27.7cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • L.H.O.O.Q(1919年)の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。