作品概要

オシアンの夢》は、画家のジャン=オーギュスト=ドミニク・アングルによって制作された作品。制作年は1813年から1813年で、アングル美術館に所蔵されている。

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主題となった詩

「オシアン」は、暗黒時代のスコットランドの叙事詩の訳本である。盲目の詩人オシアンが、スコットランドの戦士であるフィンガルの人生と戦いについて歌ったものとされている。「オシアン」は革命の時代の終わりに出版され、18世紀から19世紀にかけて、ヨーロッパに大きな文化的影響を与えた。ナポレオンは、ゲーテの翻訳したものの一部分のコピーを戦場に持ち込んだほどであった。

アングルの最もロマン的傾向の見られる絵画の1つである本作《オシアンの夢》は、この「オシアン」に基づいていた。「オシアン」は、元々はスコットランドの作家ジェームズ・マクファーソンによって1762年と1763年に出版された「フィンガル」と「テモラ」を集成したものであった。しかしマクファーソンが死去して10年後、「オシアン」はマクファーソン自身が伝説の断片から創作した詩であることが判明した。

制作の背景

1812年、アングルは、ローマのクイリナーレ宮殿でナポレオンが使用する部屋の天井のために、オシアンを主題としたものを描くよう依頼された。ナポレオンが去った3年後、教皇は絵画を画家に返した。こうした異教のビジョンはカトリックの環境下に適さないとみなされたことが理由であった。

アングルは、記念碑的なシンプルさでこの主題を扱った。夢の人物は透明な石膏彫刻のようであり、彼ら自身が夢を見ているかのように、疲れきってほとんど死んでいるように見える。本作は、時代を超越した夢のような性質を備えている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル
  • 作品名オシアンの夢
  • 英語名The Dream of Ossian
  • 分類絵画
  • 制作年1813年 - 1813年
  • 製作国不明
  • 所蔵アングル美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ348cm
  • 横幅275cm
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