作品概要

海から上がるヴィーナス》は、画家のジャン=オーギュスト=ドミニク・アングルによって制作された作品。制作年は1808年から1848年で、コンデ美術館に所蔵されている。

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《海から上がるヴィーナス》は、フランスの画家ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングルによる油彩画である。現在は、フランスのシャンティイにあるコンデ美術館に所蔵されている。「ウェヌス・アナデュオメネ」(海から上がるヴィーナス、すなわちヴィーナスの誕生)を描いた女性裸体画である。

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アングルは、ローマ滞在中の1808年に制作を開始した。最初の準備図ではヴィーナスのひざまずいた姿を描いていたが、後に「恥じらいのヴィーナス」の形、立って胸を手で覆う姿に修正された。この姿勢は、ボッティチェッリの《ヴィーナスの誕生》(1485年頃)に触発されたものである。アングルは1805年にフィレンツェおよびウフィツィ美術館を訪れており、ボッティチェリ作品を見ている。

1806年の素描では、腕を上げた姿の女神を描いている。これは1856年の《泉》で使用されていた姿勢であった。

依頼主に拒否された作品

この絵画は、1848年、銀行家であり植物学者のジュール・ポール・バンジャマン・ドゥルセールからの依頼として完成し、それまでは計画の段階にとどまっていた。これは、もともと計画されていた色彩設計の大きな変更を伴った。しかし最終的にドゥルセールは、膝が不自然に描かれていると感じたために本作を拒否した。

その後、1848年にルーヴル美術館のキュレーターが購入し、1855年のパリ万国博覧会に展示された。その際詩人のシャルル・ボードレールが本作を見ている。ボードレールは本作について、顔は古典彫刻、手はラファエロ、細い胴体は中世の彫刻に触発されたものだと述べた。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル
  • 作品名海から上がるヴィーナス
  • 英語名Venus Anadyomene
  • 分類絵画
  • 制作年1808年 - 1848年
  • 製作国不明
  • 所蔵コンデ美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ164cm
  • 横幅82cm
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