作品概要

散歩道》は、画家のピエール=オーギュスト・ルノワールによって描かれた作品。制作年は1870年から1870年で、ゲティ・センターに所蔵されている。

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『散歩道』は1870年にルノワールが作成した油彩画。若い男女が林を抜ける道を歩き、都市の郊外を散歩する姿を描いている。第二帝政期のロココ復興様式に影響され、ルノワールはこの絵画にジャン・オノレ・フラゴナールやジャン・アントワーヌ・ヴァトーといった18世紀の画家達が多用した主題、古目の画風などを反映させた。また、新たな色彩の手法から、当絵画にはクロード・モネの影響も見受けられる。

フォンテーヌブローの森などが好例であるが、19世紀フランスの画家達にとって、森は絵の題材に適した風景であった。クロード・モネも、森の中の男女を描いた『バジールとカミーユ』を1865年に描いている。1869年、ルノワールとモネはラ・グルヌイエールにて共に絵画を作成することに時を費やした。その後1870年まで、ルノワールは母と共にルーヴシエンヌに生活する。この1870年までの十年間で18世紀ロココ芸術様式の再来が起こり、ルノワールもこれに加わった。同1870年7月19日にはフランスがプロイセンに宣戦布告し、ルノワールも徴兵されて四ヶ月間騎兵隊での兵役に服したが、戦闘には参加しなかった。

絵画では、カノティエ(ボート漕ぎ)と思しきボート帽子を被った若い男性が、おそらくセーヌの河畔であろう、潅木に囲まれた道の上で、若い女性の手を握っている情景が描かれ、これからの行きずりのひと時をほのめかしている。林の中を歩く恋人たちのイメージは、ロココ様式では人気のある主題であった。

基本情報・編集情報

  • 画家ピエール=オーギュスト・ルノワール
  • 作品名散歩道
  • 制作年1870年-1870年
  • 製作国不明
  • 所蔵ゲティ・センター
  • 種類油彩
  • 高さ81.3cm
  • 横幅65cm
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