作品概要

凱旋行進》は、画家のルネ・マグリットによって描かれた作品。制作年は1947年から1948年で、個人蔵に所蔵されている。

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ルノアール時代の失敗の後、パリの画廊から誘いをうけて描いたのがこの途方もなく挿画的スタイルに立ち戻って描いた作品である。マグリットのヴァーシュ時代(1947-48年)と呼ばれる時の作品である。

パリでの初めての個展、マグリットはこの時を20年待ってようやく手に入れたのだ。しかしパリのシュールレアリズム派の画家たちはそんなマグリットの作品を(ベルギーのシュールレアリズムを)高くは評価しなかったのである。そのためこの作品はマグリットがパリっ子の粋にたいする辛辣さや反感を描いている作品と言われている。実際にマグリットと友人たちはジョークで、マグリットがパリの芸術界に復讐をするために一連のおかしな絵を描いたのだと言っている。

頭と足がくっついてる人物的な物がパイプをくわえていたり炎のような帽子をまとっている。マグリットにしてはどぎつい色彩で俗っぽい作品だ。

この絵は『気晴らしに客の尻を蹴っ飛ばしたり、卑猥なビラをばらまいたりする、晴れがましい格好をしたパリの場末の住人の暴漢としての正体を明らかにしている。』

マグリットは展覧会の材料として同世代の画家アンソールや漫画から着想を得て、指人形風の人物を辛辣に約20点の作品を数ヶ月で描き上げた。彼はこの作品を描くことで長期間停滞をつづけていた自分を『絵画の内実』へと向けていったと言っている。 

けばけばしい色彩、あふれんばかりの活力、グロテスクで風刺画のようなテーマで、まるで美的な高潔なものから一挙に解き放され自由になったような手法のヴァーシュ時代の中の代表作ともいえよう。

基本情報・編集情報

  • 画家ルネ・マグリット
  • 作品名凱旋行進
  • 制作年1947年-1948年
  • 製作国不明
  • 所蔵個人蔵
  • 種類油彩
  • 高さ47cm
  • 横幅33cm
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