作品概要

グランド・オダリスク》は、画家のジャン=オーギュスト=ドミニク・アングルによって制作された作品。制作年は1814年から1814年で、ルーヴル美術館に所蔵されている。

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《グランド・オダリスク》は、フランスの画家ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングルによって1814年に制作された油彩画である。ルーヴル美術館に所蔵されている。

理想化された裸体描写

女性裸体画の長い伝統の中で、アングルの描いた本作は、彼の学術的訓練および実験的傾向の両方を示している。理想化された裸体の描写は、古代ギリシャのアフロディーテの古典的描写にまでさかのぼる。

もたれかかる姿勢の女性は、ルネッサンス時代から人気のモチーフであった。ティツィアーノによる《ウルビーノのヴィーナス》は、アングルにとって重要な参照例であっただろう。ここでは、体の柔らかなカーブを強調する一連の線で人物を描くだけでなく、光沢のある布地と複雑で細かい宝石で装飾された豪華な空間に女性を置くことで、この伝統を継承しているといえる。

非現実的な体

この絵画では、彫刻のような肌と新古典主義らしい純粋な線で身体を描いているが、身体を非現実的なまでに歪めることで、芸術的幻想の期待を打ち破ってもいる。

アングルは、人間の形を極限まで理想化するというダヴィッドの教えを採用したことにより、1819年のサロンでこの絵を展示した際には、批評家から「このように劇的で捻った姿勢には、もう二、三本の背骨が必要である」と戒められた。女性の足も、引き延ばされた上に関節がはずれているようであり、不釣り合いに見える。彼女ははっきりと美しくもあるが、同時に不気味で奇妙でもある。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル
  • 作品名グランド・オダリスク
  • 英語名La Grande Odalisque
  • 分類絵画
  • 制作年1814年 - 1814年
  • 製作国不明
  • 所蔵ルーヴル美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ91cm
  • 横幅162cm
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