作品概要

楽屋で衣装合わせをする巡業女優たち》は、画家のウィリアム・ホガースによって描かれた作品。制作年は1738年から1738年で、大英博物館に所蔵されている。

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絵画の後に版画が作成され、『一日の四節』という絵画のセットとあわせて五枚組で公表された。

1737年発布の演劇検閲法の結果解散することが決定した劇団の女優たちが、最終公演の準備をしている場面を描いている。ロバート・ウォルポールと凶悪犯ジョナサン・ワイルドとを関連させて描いた1728年のジョン・ゲイ作『乞食オペラ』に端を発して設けられた同法は、新しい演劇を宮内庁長官の認可制を通して公演させる一方で、パテントを持たない劇場を封鎖するという強硬な性質を持ち合わせていた。版画の大部分は1737年の法案通過前に完成していたが、その前から大勢が決していることを感じ取っていたホガースは、法案への思いをこの一枚に盛り込んだのである。

教会の圧力におかれた神秘劇への風刺として作劇された『天国で金を払う悪魔』というフィクションを演じる準備をしている。ホガースは、劇中のローマ・ラテン時代の神々を道徳的現実とつき合わせながら描いた。屋根に穴のあいたボロ屋が、彼らが演じる天上の神々の世界を模した場所になっている。中央ではヴェルサイユのダイアナ像をまねたダイアナ役の女性が佇立するが、その顔はどこか呆けていて、矢筒も矢も持たず、胸をはだけ、だらしなくペチコートをずりおろしており、貞淑な神とは言えない姿を見せる。

基本情報・編集情報

  • 画家ウィリアム・ホガース
  • 作品名楽屋で衣装合わせをする巡業女優たち
  • 制作年1738年-1738年
  • 製作国不明
  • 所蔵大英博物館
  • 種類版画
  • 高さ44.5cm
  • 横幅56.3cm
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