作品概要

日の当たる風車》は、画家のピエト・モンドリアンによって制作された作品。制作年は1908年から?で、ハーグ市立美術館に所蔵されている。

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《日の当たる風車》は以前まで静寂な自然ばかりを描いていたモンドリアンがオランダの風景を作品に取り入れ出した初期の作品である。

作品背景

1890年年代後期モンドリアンは画家としての成功を夢見るようになる。そのためには大衆からの評価が必要と考えた彼は1898年と1901年にオランダの最も威ある芸術賞である「ローマ賞」に応募したのだが、惨敗に終わった。当時の国内で著名な専門家や芸術家からなる審査委員会は因習的な絵画の判定基準にとらわれて、モンドリアンの現代との調和を取れた作品を拒否したのである。この若い画家に対する委員会の評は、デッサン力が不足し、また特に画面に生き生きとした動作を描き出す能力が欠如している、というものであった。

この結果を受けて、精神的な活力をうわばれたモンドリアンはブラバント地方の田舎にひっそりといわば立て籠もってしまい、その芸術に新たな方向を指し示す作品に取り掛かったのである。

静寂な自然からの脱却

この時ようやく、オランダ絵画の伝統である風景画というテーマに取り組んだのであった。それまであれほど好んで書いたどことも知れぬ人里離れた土地、森の中や柳の茂みや街角がレパートリーから徐々に姿を消し始めた。それに変わって今日でもなお典型的なオランダの風景となっているブラバントの風車や牧草地の牛などといったテーマを描くようになったのである。この頃から少しずつモンドリアンの絵画に対する評価に変化が現れ始めた。彼は大衆の好みを掴む能力にたけていたのである。

ただ、そんななかで、自分の表現したい芸術と求められている芸術の乖離をひしひしとかんじるようになったのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ピエト・モンドリアン
  • 作品名日の当たる風車
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1908年 - 不明
  • 製作国オランダ
  • 所蔵ハーグ市立美術館 (オランダ)
  • 種類油彩
  • 高さ114cm
  • 横幅87cm
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