作品概要

砂丘風景》は、画家のピエト・モンドリアンによって制作された作品。制作年は1911年で、ハーグ市立美術館に所蔵されている。

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《砂丘風景》はモンドリアンの作品の中でもパステルカラーを基調とした色彩で描かれているめずらしい作品である。

作品背景

1909年に人生の春のような時期を迎えたモンドリアンだったが、その年、彼は母を失うことで作品を大きく変えてしまうことになる。相当なショックだったのか、せっかく勝ち取った前衛的な有名画家という地位も捨て、婚約も破棄してしまった。その頃から彼の作品から明るい色彩が消えた。

1910年にはいると彼は巨大なカンヴァスに暗く輝く色彩を描き始めた。本作はこの時期のモンドリアンの代表作であるが、ここで彼は初めてヌードを扱うようになり、いくつか作品を発表した。これらの作品の公開をきっかけとして、1911年には彼に対する批判が巻き起こった。新作は「冷たくて空虚だ」と評され、モンドリアンは「正真正銘の修道士」と罵倒された。これはこの三幅画が、モンドリアンが1909年に入会した神智学会の教えに傾倒していたことからといわれている。

作品概要

本作のテーマは感覚的経験の放棄による新しいものの生成である。純粋に「精神的な」発展が、生物的な「進化」に繋がらなければならないといった意図はそれほどなかった。左側の性的なイメージに満ちた花のあるヌードから、中央の両性具有的な冷たい光の姿への昇華は、「肉体から精神にいたる道」の比喩であると考えられている。アムステルダムの人々はモンドリアンの描く、両肩にシンボルを持つ奇妙な画像が、プロテスタントの挿絵からの借用であることを感じとったのかもしれない。

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基本情報・編集情報

  • 画家ピエト・モンドリアン
  • 作品名砂丘風景
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年不明 - 1911年
  • 製作国不明
  • 所蔵ハーグ市立美術館 (オランダ)
  • 種類油彩
  • 高さ141cm
  • 横幅236cm
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