作品概要

エレ近郊の森》は、画家のピエト・モンドリアンによって制作された作品。制作年は1908年で、ハーグ市立美術館に所蔵されている。

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《エレ近郊の森》はモンドリアンがパリへ居を移す直前の作品の中でも有名な作品の一つである。

作品背景

ドイツのロマン派の作品に出会ったことをきっかけに現実をありのままに描くことから現実世界をあえて人工的に描くことに夢中になったモンドリアンはそういった作品を1906年から1907年にかけて繰り返し製作したい。これらの作品には、後のモンドリアンの特徴となった一見なげやりな、専門家らしからぬ画法が初めて現れている。もう少し絵の具を薄めてもう少しゆっくり筆を動かせば、なめらかで見事な岸辺の情景が描けるはずだと、職人ならコメントするところだろう。モンドリアンは美術学校で徹底的に技法の教育を受けたのだが、そうした体系的知識初めてを捨てたのである。

作品概要

以後どんどん増え続ける作品で、モンドリアンはますます自由に、カンヴァス上燃えるような色彩が引き起こす感情の陶酔に身を任せるようになる。この時期の傑作と言われているのが本作である。本作は全体が長く伸びた、蛇を思わせるうねりを見せる幅広い絵の具の線からなっている。鮮やかな青、黄、紫、赤の絵の具は一部が下へ流れ出し、カンヴァスの描かれずに残った部分には素地がそのまま見えている。

本作にはもう一つ油絵で描かれた小さな習作があるが、それはモンドリアンがで慎重に仕上げたものである。彼は常に、自分の新しい色彩実験と現実との境目に見えるように注意を払っていた。色彩がもたらす経験が、太陽を浴びた見上げるような木々の茂る森の中の体験と同じように強烈であり得ることを表現したかったのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ピエト・モンドリアン
  • 作品名エレ近郊の森
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年不明 - 1908年
  • 製作国オランダ
  • 所蔵ハーグ市立美術館 (オランダ)
  • 種類油彩
  • 高さ128cm
  • 横幅158cm
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