作品概要

無関心(休息)》は、画家のジョン・シンガー・サージェントによって制作された作品。制作年は1911年から1911年で、ワシントン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

詳細な画像を見る

作品の背景

サージェントはモデルをエレガントに表現する卓越した描画技術を持ち、肖像画家として名声を博した。しかし、富裕層の人たちから受ける肖像画の依頼に対して、モデルたちの気まぐれや虚栄心に段々と腹が立つようになり、1909年までにいわゆる従来の肖像画を描くスタイルを止め、より想像力豊かな絵画の実験へと作風が移行していった。

《無関心(休息)》に描かれている女性はサージェントの姪、ローズマリー・オーモンド・ミシェルだ。形式張らないモデルの姿を描きたいという思いから、ローズマリーを伝統的な肖像画とは全く違うだらけた姿勢で、まるで詩的な幻想の中に体が吸い込まれていくかのように表現されている。この画は1911年、サージェントが妹家族とスイスで休暇を楽しんでいる時に描かれた。

構成と表現

サージェントは本作を純粋に楽しんで描いていた。卓越した技術で光と色、そして質感が表現されており、画全体が美しいグレーと白の調和の世界を作り出している。エキゾチックで多彩な外観と布地の表現は非常に緻密だ。シルク、サテン、リネン、カーペット、髪の毛、肌、壁と質感の違いが明確に表現されており、複雑な光と影の効果を見事に描いている。

哀愁が漂う、穏やかで高級感のある雰囲気の中で女性は横になり、くつろいでいる。この様子はまさにタイトル通り、無関心の典型のようだ。上流階級の人々が優雅さに耽る余韻が本作から伝わってくるが、20世紀前半は大規模な政治的、社会的な激動の時代へと突入し、このような空気感は失われていく。サージェントは時代の終わりを記録していたかのようだ。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家ジョン・シンガー・サージェント
  • 作品名無関心(休息)
  • 英語名Nonchaloir (Repose)
  • 分類絵画
  • 制作年1911年 - 1911年
  • 製作国スイス
  • 所蔵ワシントン・ナショナル・ギャラリー (アメリカ)
  • 種類油絵
  • 高さ63.8cm
  • 横幅76.2cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • 無関心(休息)の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。