作品概要

サッフォー》は、画家のギュスターヴ・モローによって制作された作品。制作年は1871年から1872年で、ヴィクトリア&アルバート博物館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

《サッフォー》は、フランスの象徴主義の画家ギュスターヴ・モローによって1871年から1872年にかけて制作された油彩画である。ヴィクトリア&アルバート博物館に所蔵されている。

幻想の画家

ギュスターヴ・モローは、幻想的な空想世界を描いた作品の不気味さで鑑賞者を魅了する、最も魅力的と言える19世紀の画家の一人である。物理的世界の不完全さと一時性を強調する、「新プラトン主義」と呼ばれる宗教的信仰によって導かれたモローは、想像の産物を写真のような正確さでキャンバスの上に捉えようとした。モローはそうすることで、神聖なビジョンを描くことができると信じていたのである。

詩人サッフォーの自殺の場面

この水彩画は、古代ギリシアの女流詩人サッフォーの自殺を取り巻く3つの場面の一部である。描かれているのは、恋人のファオンに捨てられたことを嘆き、崖の頂上にいるサッフォーである。彼女の肩に掛けられたリラは、詩人の伝統的なアトリビュートである。モローは象徴主義の先駆者として、神話、文学、聖書からインスピレーションを得て作品を制作した。

浮世絵の影響

豊かな宝石のような色を持つこの水彩画は、モローの後期作品の特徴である。左に描かれた、グレコローマンの詩の神であるアポロンの聖獣グリフォンが立つ柱が、サッフォーの詩人としての地位をさらに強調している。サッフォーの鮮やかなガウンと姿勢は、モローが購入した日本の歌川国貞による浮世絵から取られている。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家ギュスターヴ・モロー
  • 作品名サッフォー
  • 分類絵画
  • 制作年1871年-1872年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ヴィクトリア&アルバート博物館 (イギリス)
  • 種類水彩
  • 高さ18.4cm
  • 横幅12.4cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • サッフォーの感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。