作品概要

求婚者たち》は、画家のギュスターヴ・モローによって制作された作品。制作年は1852年から1882年で、ギュスターヴ・モロー美術館に所蔵されている。

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壮大な未完成作

《求婚者たち》の制作開始は1852年にさかのぼる。しかし主な制作期間は、1859年の終わりにイタリアから帰国してからのことであった。未完成の本作は、1882年につなげられたキャンバスの継ぎ目がまだ見えている。

この作品は、その記念碑的な形式と一般的な構成のために、しばしばトマ・クチュールの《退廃期のローマ人たち》(1847年、オルセー美術館蔵)と比較された。この作品は作家のジャン・ロランを魅了し、1901年に出版された彼の小説「ムッシュ・ド・フォカス」の第31章で言及されている。主題は、オデュッセイアの第22章から取られている。

主題と描写

オデュッセウスは、イタケー島への帰還時に、彼の不在中に妻ペネロペに求愛していた若い王子たちを虐殺する。彼は絵の背景に、知恵の女神ミネルヴァのアトリビュートであるフクロウを頭の上に乗せ、弓を握って描かれている。この大虐殺の場面に向かって、最後の審判のキリストのように光輪に囲まれた女神の姿が現われている。

大勢の人物の中には、いくつか目立つ人物がいる。右側には、青い服を着た両性具有の若い人物がいる。これは、1858年、フィレンツェのウフィツィ美術館でモローが模写したアッティス神の彫刻からインスピレーションを受けたものである。中央には、オデュッセウスが息子のテレマコスの要請で命を助けた楽人(叙事詩の歌手)であるペミオスの擬人化であるリラにもたれかかってひざまずく王子の詩人が見える。

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基本情報・編集情報

  • 画家ギュスターヴ・モロー
  • 作品名求婚者たち
  • 英語名The Suitors
  • 分類絵画
  • 制作年1852年 - 1882年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ギュスターヴ・モロー美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ385cm
  • 横幅343cm
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