作品概要

デイアネイラ(秋)》は、画家のギュスターヴ・モローによって制作された作品。制作年は1872年から1873年で、J・ポール・ゲティ美術館に所蔵されている。

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《デイアネイラ(秋)》は、フランスの画家ギュスターヴ・モローによって1872年から1873年にかけて制作された油彩画である。J・ポール・ゲティ美術館に所蔵されている。

主題の物語

ケンタウロスのネッソスは、ヘラクレスの妻デイアネイラをエウエーノス川の対岸に運び、彼女に乱暴しようとした。既に川を渡っていたヘラクレスは、毒矢を用意してネッソスを射ようと岩の中に身を隠していた。

ギュスターヴ・モローは、ケンタウロスの暗い皮膚と筋肉の強さを、デイアネイラの淡い肉体と優雅で軽い姿と対照にしている。2人の人物は戦いの相手というより、むしろバレエを演じるダンサーに似ている。ギザギザとした山々の不明瞭で不思議な景観が、不気味な背景となっている。モローは設定やその要素に関する細部を描くことには関心がなかった。代わりに形を分解し、形を示唆する色の領域とした。

副題の「秋」

彼は、変化する季節を表す連作にデイアネイラを登場させた。赤、オレンジ、茶色、ダークグリーン、クリーム色、白といった秋の色調が、副題である秋を表現している。モローは、絵画の最初の所有者にこう説明した。

「私は自然の年月の世界と、人間の生活の段階の間に存在するかもしれない調和を表現しようとした。ケンタウロスは、彼から逃れようとする白く優雅な形を抱き締めようとしている。それは最後の煌きであり、自然と人生の最後の笑顔である。冬が迫っている。夜が来ようとしている。秋である。」”

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基本情報・編集情報

  • 画家ギュスターヴ・モロー
  • 作品名デイアネイラ(秋)
  • 英語名Dejanira (Autumn)
  • 分類絵画
  • 制作年1872年 - 1873年
  • 製作国フランス
  • 所蔵J・ポール・ゲティ美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩、板
  • 高さ55.1cm
  • 横幅45.4cm
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