作品概要

アンティオコスとストラトニケ》は、画家のジャック=ルイ・ダヴィットによって制作された作品。制作年は1774年から1774年で、パリ国立高等美術学校に所蔵されている。

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《アンティオコスとストラトニケ》は、フランスの新古典主義の画家ジャック=ルイ・ダヴィッドによって1774年に制作された油彩画である。この作品は、1774年のローマ賞を受賞した。ダヴィッドはこの受賞までに、何度もローマ賞に落選している。

主題

この作品は、ギリシャの宮廷医であるエラシストラトスが、セレウコス1世の息子であるアンティオコスの病気の原因が義母のストラトニケへの恋であると診断したという、プルタルコスの「対比列伝」のエピソードを描いた歴史画である。エラシストラトスは医者であると同時に解剖学者であり、初めて人体解剖を行った人物としても知られている。エラシストラトスはセレウコス1世を説得し、アンティオコスとストラトニケを結婚させた。その後アンティオコスは、病気から回復した。

静かで高貴な雰囲気

この作品の構図は、ダヴィッドの初期作品の特徴である豪華なコントラストがあるが、それ自体は作品を損なっていない。アンティオコスはベッドに寝ており、その側にエラシストラトスが座っている。右側にストラトニケが立っており、セレウコス1世は前方に傾いている。その中間には、アンティオコスとベッドの優美なラインがある。召使たちの配置は控えめで適切である。全体的な雰囲気は、静かで高貴である。

描写

この作品は、まだアカデミーの慣習内に収まっているが、より自由なアプローチを反映し始めている。ダヴィッドは、自分の様式を見つけようと試みている。巧みで洗練されたこの絵は、生き生きとした色彩の輝きを既に示している。ダヴィッドが後々好んだ白、青、黄、赤といった鮮やかで輝く色調、灰色や茶色は、エラシストラトスのローブの赤から、王のトーガのより淡い色調、天井から吊るされたインディゴ・ブルーの大きなカーテンに向かって柔らかく変化する、優美でしなやかなものとなっている。

しかし、照明はまだ恣意的であり、建築物は非常に重くアンバランスである。全体的に装飾的であり、後々現れることとなる活力とコンパクトさといったダヴィッドの資質は、この作品には欠けているといえる。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャック=ルイ・ダヴィット
  • 作品名アンティオコスとストラトニケ
  • 英語名Erasistratus Discovering the Cause of Antiochus' Disease
  • 分類絵画
  • 制作年1774年 - 1774年
  • 製作国フランス
  • 所蔵パリ国立高等美術学校 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ120cm
  • 横幅155cm
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