作品概要

聖ロッコを癒す聖母》は、画家のジャック=ルイ・ダヴィットによって制作された作品。制作年は1780年から1780年で、マルセイユ美術館に所蔵されている。

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《聖ロッコを癒す聖母》は、フランスの画家ジャック=ルイ・ダヴィットにより1780年に制作された作品である。マルセイユ美術館に所蔵されている。

主題のエピソード

ダヴィッドの最初の依頼は、フランスの主要な地中海港だったマルセイユのラザレの礼拝堂の祭壇画のためのものであった。マルセイユは、東からの旅行者による絶え間ない感染の脅威に耐えてきた場所である。この作品は、1720年にマルセイユでペストが大流行した際に、疫病に苦しんでいた14世紀の聖人が現れて病人を助けに来たという奇跡的なエピソードを記念するものであった。

宗教絵画の終わりを証明した作品

ダヴィッドは伝統的なルールに基づいて構築されたバロック様式の主題の描写と、伝統的なアプローチにはもはや適さなかった新しい表現方法を組み合わせようと試みた。彼の明確な新古典主義的な色付け、全体的な構成はすべて、疫病と犠牲者の現実的な物語(地上)と、歴史的な聖人による救済(天上)は1つのレベルで組み合わせることができないという痛ましい事実を示している。

美しい絵画であるが、鑑賞者にとって、苦しんでいる人物の現実的な描写は、助けを訴える人物ではなく幼子キリストを見ている聖母よりもはるかに印象的である。現実の苦しみは信じられるが、宗教的側面はもはや説得力がない。このような作品は、長い間描かれてきた宗教絵画の終わりを証明した。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャック=ルイ・ダヴィット
  • 作品名聖ロッコを癒す聖母
  • 英語名St Roch Asking the Virgin Mary to Heal Victims of the Plague
  • 分類絵画
  • 制作年1780年 - 1780年
  • 製作国フランス
  • 所蔵マルセイユ美術館 (フランス)
  • 種類油彩、板
  • 高さ260cm
  • 横幅195cm
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